世の中には短時間の睡眠で覚醒できる人がいるようです。しかし私はこれとは真逆のタイプで、たっぷり長時間の睡眠とらないと、もったくもって調子が出ません。
一般的に睡眠時間は7時間半くらいが良いといわれていますが、自分の場合は9時間が必要です。しかし実際はそういうわけにもいかず6時間とかの日も結構あります。そうするとすこぶる調子悪いです。
しかし、長年続けていることをすると一気に覚醒できます。
本日はそのことについてお話ししたいと思います。
アコーディオン
それはこのアコーディオンを弾くことです。
一日の始まりにほんの20分程度演奏します。「バッハのインベンション15曲全曲」が定番でしたが、最近は「ブルグミュラー25の練習曲」が多いです。
子供がピアノで練習するようなごくごく簡単な曲ばかりですが、アコーディオンでちゃんと弾くには意外と気を遣います。バッハもブルグミュラーも20分程度で演奏出来るので両方弾くこともあります。これが一日のウォーミングアップです。
で、他のアコーディオンではダメなのです。
楽器がフリーベースという独自の方式というのもありますが、この楽器でしか出せない音というのがあるのです。それは美しいだけでない、自分とともに歩んできた時間の中の音だからかもしれません。
このアコーディオンのことについては、後日また詳しく書きたいと思っています。特別な出会いとエピソードがあって、また楽器自体も世界に2台とない珍しいモノなのです。
特別な時間
さて、冒頭にお話しした「頭を覚醒させる」はなし。なぜアコーディオン?と思うかもしれません。これは私にとってはアコーディオンというだけで、すべての人がそうというわけではありません。
調子の悪いときは何もしたくありません。何もしたくないのですが、無理に何かをするのです。
やり慣れたことで、出来れば愉しいことがイイです。最初は調子が悪くてもしばらくしてエンジンが掛かり出すと心と身体が覚醒してきます。これを数10年続けていると習慣化されて「歯磨き」のようになってきます。しかも単調な「歯磨き」よりもずっと愉しいです。
一日の中にちょっとした「特別な時間」を作ることで、その日の質が全く違うものになります。
ほんとうにダメなとき
しかし、心が悲鳴を上げてほんとうにダメなときもあります。身体が思うように動かなくてほんとうにダメなときもあります。
毎日やり慣れた「特別な時間」ですら何の変化が起きないときもあります。
そういうときは無理をせず休むことも大切です。
睡眠不足なんかではない大きなダメージを負ったときは、しっかりと休息をとることも大切です。心が攻撃を受けてダメージを負ってしまったとき、そんな時はしっかり休みましょう。何もしない時間が「特別な時間」になることもあります。
自分自身が存在している限り、ほんとうに大切なモノまでは消えてしまいません。自分自身の習慣化した「特別な時間」を思い出すことが出来ると、またいつでも自分の場所を見つけることが出来ます。
自分だけの「特別な時間」を持っていることで、自分の場所を取り戻すことが出来ます。
ささやかなご褒美
世の中には人を傷つける出来事がたくさん転がっています。それは明らかに悪意のあるもではないことが多いです。
無関心、
善意からのおせっかい、
他人との比較
そういった小さな黒いものに囲まれたときに人は自分自身を見失ってしまいます。特に最近ではSNSなどで人と人との距離感が難しくなってきています。
自分自身の「特別な時間」を持つことで、ちょっと調子の悪いときはすぐに覚醒できます。心が大きな闇に飲み込まれてすべてを失ったかのような場合でも、自分の戻る場所を見つけることが出来ます。
日々の中の「特別な時間」は人生を変えるような大きな出来事ではないでしょう。しかし、長く続けて自分の中に持ち続けることで、自分自身をいつでも取り戻すことが出来る「鍵」のようなものかもしれません。その「鍵」でほんとうの自分自身の場所に入ってくのです。
アナタの「特別な時間」を見つけてください。そこで過ごす時間は、人生のささやかなご褒美のようなものかもしれません。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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