今でこそ音楽配信サービスは当たり前になっていますが、数年前はまだ音楽ファイルを無償で投稿するようなサイトしかありませんでした。
アマチュア、プロを問わず、ホームスタジオで制作した音楽を投稿するサイトが多数ありました。投稿した音楽は任意にダウンロードかストリーミング、カヴァー曲の場合はストリーミングのみ。そこでランキングを競ったり、同じ傾向の音楽仲間と知り合ったりしていました。SNSのような機能もありましたので、サイトの中にたくさんコミュニティもありました。
そんな中で今回トラック「Love is Over」の小松たまきさんと出会いました。
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抜群の表現力
iTunesで音楽配信が始まるまでは、あちこちで音楽投稿サイトがありました。自分の音楽を聴いてもらってオーディエンスを獲得するために、プロアマ関係なく利用していました。
そこで、常にランキング上位になっているロックバンドがいました。プロアマ混在している中では、何がプロで何がアマチュアか問われる前に音楽力の差がはっきり出てきます。そのロックバンドでヴォーカルをとっていたのが「小松たまき」さんでした。
こういったサイトの中にはコミュニティもちろん存在していて、お互いの音楽が気に入った場合はコラボレーションも当然生まれました。「小松たまき」さんとも何曲かこの音楽投稿サイトでコラボレーションをさせていただきました。このときコラボレーションさせていただいた曲も、今回一緒に配信復活しています。
音楽は結局「表現力」、この一言に尽きると思います。リズム感や音感、音程、そういったベーシックなスキルも大事ですが、人に感動を伝える能力が一番大事です。たとえて言うなら、ひとつの文章において単純に読むだけなら誰でも出来ます。しかしそれをわかりやすく伝えるには、アナウンサーのように正しい発音で滑舌よく読む必要があります。さらにその文章で感動させるには俳優並みの技量が必要です。
音楽を表現するには、アナウンサーではなくてある意味、俳優のような技量が求められるのです。
「小松たまき」さんは生まれながらの表現者です。
ライブでのレコーディング
このトラックをお聴きになってわかると思いますが、ライブレコーディングです。打ち合わせなしのぶっつけ本番の1回きりの演奏。
アコーディオンソロ演奏の東日本ツアーを行ったときに、富山のライブハウスでの演奏です。そしてこのライブハウスのオーナーが小松たまきさんとご主人でベーシストでもある、越前屋光さんでした。
アコーディオンソロ演奏のライブだったのですが、せっかくなんで一緒になんか演奏しましょう、という軽いのりでした。じゃ、ちょっと面白半分、本気半分でカラオケ懐かしの王道曲をしましょう、という感じで「Love is Over」ということになりました。
このときは、まだ鍵盤式のアコーディオンを使っていた時期でした。ヴィクトリアというメーカーのアコーディオンで、音の立ち上がりが早くてヌケの良い音の出る楽器。たまきさんのシャウトするVoiceとも相性良く、とても楽しく演奏できました。
最高の贈り物
小松たまきさんと越前屋光さん、現在はライブハウスの経営はされていません。一時期、体調を悪くされて療養されていたたまきさん、今は越前屋光さんと仲間たちと共に音楽活動を再開されて、Boss and Tamakiというロックバンドを結成して活動中です。ヴォイストレーナーとしても後進の育成に精力的に取り組まれています。
そして、お二人の間には娘さんがいらっしゃいます。音楽を愛するご両親の元で育てられた、小松美生さんは、Apple meets Bazookaのヴォーカリストとして活躍されています。
こちらはバンド演奏のMusic Videoです。
このバンドがさらに大きく羽ばたいたとき、そのときは小松たまきさんと越前屋光さん、おふたりにとって最高の贈り物でしょう。
小松美生さん、素晴らしい可能性を秘めたアーティストです。
このMusic VIdeoを見て興味を持たれた方は、是非応援してあげてください。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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