心が感じたままに

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無知の波紋〜ネット依存症

ネットは諸刃の剣だ。心なごむ情報がひとつ見つかれば、心傷つくような情報がふたつ見つかると決まっている。それに古くからこんな格言があるではないか—{心穏やかに暮らしたければ節穴を覗くなかれ}。思うにインターネットは、人類史上でも最大の節穴ではなかろうか。(スティーヴン・キング 11/22/63 より)

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ネット依存症

以前、録音中に鞄にスマホ入れたままの人がいました。「それ、部屋の外に出してもらえますか」「いや、大丈夫っすよ、音ならないようにしてますから」。マナーモード(バイブ)にしていたようですが、そのときの録音レベルによって振動音も拾うことがあります。後処理で消すこともできますが、正直、意識レベルにビックリしたことがあります。

Using mobile phone in cafe

今やっていることに集中できず、外から入るメール、LINEからのメッセージ、ひどいのは頻繁にFACEBOOKやツイッターでの投稿「いいね」のチェック。一見、馬鹿馬鹿しいことでも、いったん習慣になってしまうと、それを断ち切ることに不安を感じるのは人の常です。

承認欲求

人は誰かに見てもらいたい、承認してもらいたいという欲求がありますから、どこかで自制しないとSNSなどのネットの世界にすぐにはまり込んでしまいます。ボクはメールチェックはお昼休み夜の仕事完了後しかしません。一日2回に決めています。

SNSもスマホに通知が出ないようにしています。そうすることで、SNSの都合ではなく自分の都合でチェックすることが出来ます。

無邪気な悪意

FBやツイッターでは友人のほほえましい記事などをみて心なごんでいる、その矢先に不快な記事に出くわすこともあります。しかし、投稿した当人たちからすれば何ら悪意がないことがほとんどです。人はそれぞれが精一杯生きていて、それぞれが前に進んでいるだけで、そこには善や悪は存在しません。それぞれの立場があるだけです。それぞれの立ち位置からものを見ているだけです。

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そこからさらにネットにはまり混みすぎると、まわりのことが見えなくなり、どんどん個人という小さなフレームの中に縮小していくような気がします。どんどん鈍感になって「何が悪いの?」みたいになっていくのかもしれません。

そういった事情から、ボクはネットを覗くのは決められた時間しかしません。ネットでブログ記事を書きながら、こういったことをいうのもおかしな話ですが、現実世界で有意義な時間を過ごして、極力、無知で無邪気な行為の先にある残酷なものを見なくてすむようにしたいのです。

無知の波紋|ヒビノカケラ



ネットは便利ですが、良いことにしても悪いことにしても「すべてがむき出し」で迫ってきます。意識や想念とゴシップが混ざりあった、大きな「波紋」です。無知の「波紋」は簡単に広がります。そして、一度生み出された「波紋」から違う流れを生み出すことは難しく、圧倒的多数が変化を拒む世界です。

考えることをやめた人は、簡単に流されてしまいます。


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「無知の波紋」はそんな中から生まれた曲です。不気味な雰囲気の中、漂うようにメロディをアコーディナが奏でます。やがて静寂が訪れたあとに調性外のフレーズを奏で、最後にはその空気に混じるようにバックに流れるメロディと融合します。

それは虚構が現実と重なり合うように。

想像力が生み出すもの

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少しの想像力があれば、人と人は常につながっていて、自分ひとりの行動はたとえ小さなものでも全体に及ぼす力があるということに気づくことができます。ネットに広がる「波紋」も喜びや希望に満ちたものを広げていくことは可能です。

そういったものがたくさん人の心に届くように、ひとりひとりが幸せの種をまいて、たくさんの幸せの樹が育っている世界にしていきたいです。それは無知を広げることと比べれば、とても難しいことかもしれませんが、ひとりひとりが幸せを意識すれば可能なことと思います。

この記事を書いた人

[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。

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