毎日に音楽に触れていると、日常的にメロディが生まれてきます。その場限りで消えてしまうものもあれば、消えたと思っていたものが、ある日突然舞い戻ってきて生まれ変わったメロディとなっていることもあります。
そういったメロディはきちんと育てなければ、音楽として形をとどめることが出来ません。
生まれた後、しばらくメロディと語り合うことで音楽へと成長させていくのです。
アンティーク・アコーディオン
最近、100歳近くになるアンティーク・アコーディオンをよく弾きます。壊れて使い物にならなかったものを職人さん(安田翁)に再生していただきましたが、ごく最近までリビングのオブジェとなっていました。
昔のアコーディオンなのでハンパなく重いです。これはリードの土台すべてに真鍮を使用しているからで、小さいわりに大型アコーディオン並に重いのです。重量があると蛇腹のコントロールが難しくなります。だから単純に弾きにくいのです。
それと修復してもらったものの気分次第で調子が悪くなります。ボタンKeyが戻ってこなかったりはしょっちゅうです。蛇腹のコントロールが難しいために息切れもしやすいです。
でもその癖をつかむ事が出来ると、この楽器の持つ多くの長所に気づかされます。真鍮の土台を使用しているためにリードが安定して固定されていて、そのために蛇腹の微妙な変化にもリードが反応します。そして太い存在感のある音。奏者が寄り添うことで幅広い表現力が可能となります。
自分自身が相手と寄り添うことで、相手の良さを引き出していく(楽器の場合は弾きだしていくですね)のは、人とのつきあいと同じですね。
そのことに気づいたので、最近触れることが多くなった楽器です。
生まれたメロディ
日々楽器に触れることが多くなると、メロディが生まれることもあります。つい最近、アンティーク・アコーディオンからこんな感じでメロディが生まれました。
アンティークアコーディオンいじってたら、ちょっとした雰囲気のメロができたのでiPhoneでメモ📝です。 音に合わせて、後ろでアロワナが反応しまくってますね🤪 pic.twitter.com/PaWoOw1GWe
— ヒビノカケラ (@takashikamide)
ピアノで弾いてみる
アコーディオンで浮かんだメロディをすぐにピアノでも弾いてみました。
さっきのアコーディオンの動画のやつをピアノで弾いてみました😊ちょっとシネマチックになりますね。しかし、演奏動画なの手が影に隠れているという失態😱 というか調律せんとあきませんね😰 pic.twitter.com/hLgLP6ZBIF
— ヒビノカケラ (@takashikamide)
2018年10月16日ピアノで演奏するとかなり雰囲気も変わってきますね。楽器をかえることで同じメロディでも違う景色が広がります。
DAWでアレンジ
さらに最近お気に入りのDAW、KORG GadgetでTVドラマの挿入曲風にアレンジしてみました。
先日、アコーディオンでつくった曲をコルガジェでアレンジしてみました🙂Darwinのハーモニカの音がけっこう使えますね。#コルガジェ#ガジェソニpic.twitter.com/Rp38seVPqV
— ヒビノカケラ (@takashikamide)
2018年10月18日 繰り返しで音数を増やすという王道アレンジです(笑)。ビデオだと音質がモノラルなので、音の解像度の高いAoudiostockで販売中のヴァージョンもお聴き下さい(曲中に女の人の声が入っていますが、心霊現象ではありません)。
メロディが成長する
作ったメロディをアレンジすることで様々な景色が広がります。
自分の作ったメロディは自分そのもですから、様々な景色を広げることで自分自身、音楽で旅をしているようなところがあります。そうやってメロディに旅をさせて成長させます。
そう考えると、メロディを様々な景色で旅をさせて成長させることは、自分自身もまた旅をして成長しているようなものなのでしょうか。
毎日楽器と語り合ってメロディを生み出して音楽の旅を続けます。そして、音楽を成長させる同時に自分自身も成長していきたいです。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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