「ライブをしません!」宣言をしてからほぼ4年がたちました。
しかし人前で全く演奏していないわけではなく、毎晩ピアノラウンジではピアノを弾かせていただいています。時々ものすごくピアノ演奏や音楽の好きなお客さんが来たときは、それはもう、たいそう喜んでもらえることが多いです。
時々、恐縮するくらい拍手いただくこともあります。
音楽家の時間
音楽家と名の付く生き物は人前で演奏する時間よりも、それまでに仕込んでいるほうに時間をかけています。それはもう圧倒的といえる時間で人生のほぼ全部といっても過言ではありません。
だから自分の音楽を否定されたりしたら、それはもう人格否定されたのと同じくらいショックを受けます。だから気の荒いミュージシャンを批評するときは、2,3発鉄拳を食らうぐらいの覚悟が必要です。
反対に、自分の音楽でものすごく喜んでもらったときは、ほんとうに救われた気持ちになります。この瞬間に自分がかけてきた時間が報われたと思います。
人間生きているといろんな人と出会います。時には不愉快な気分にもさせられます。信じていた人から手痛い裏切りにあうこともあります。まったく地雷を踏んだような気持ちにさせられることもあります。もう楽器に向かうのがむなしくなるときもあります。
音楽を奏で続けるわけ
それでも音楽を奏で続けます。
生きていることを表現し続けます。
そして、
音楽を奏でるものは知っているのです
音楽はその場の空気を作ります。それはその場の空気を支配しているといっても過言ではありません。
そうやって作り上げた空間の中で、その場にいる人にほんとうに喜んでもらえたら、ぱーっと花が咲いたような気分になります。そして、またひとりになって音楽と向かい合うのです。それは生きている限り続いていきます。
Photo credit: JarleR via Visualhunt / CC BY-SA
結局のところ
時々...
新譜聴きましたよー!とか
毎月愉しみにしています!とか
こういうのが聴きたかったんです!とか
そういう言葉をかけてもらっただけで、 世界がぱーっと明るくなったかのように 晴れやかな気持ちになるのです。
結局、
音楽はその場の空気を支配するとか えらそうなこといっていますが、
ボクらは、 やっぱりお客さんから元気をもらっているんです。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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