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Omnisphere 2.5 アップデート レビュー



Omnisphere 2.5にアップデートされました。実質、メジャーアップグレードと変わらないくらいの充実ぶりです。早速見ていきたいと思います。

超目玉、ハードウェア音源でのコントロール

前回のアップグレードでスタンドアローンで使用することが出来るようになりました。

さらに今回は、単体の楽器のように使うポジショニングに磨きがかかっています。

どういうところかというとそれは、ハードウェアシンセのコントロール部分と完全リンクして操作することが出来るようになった点です。これを「Hardware Synth Integration機能」といいます。

通常のmidiコントローラで操作を記憶させる midi Leanと何が違うのかというと、「Hardware Synth Integration機能」はOmnisphereの中にハードウェアの固有プロファイルがあって、そのプロファイルを選択することで、ハードウェアと同じ操作でOmnisphereをコントロールすることが出来るのです。

OmnisphereScreenSnapz001

ファイルマーク右横の「HW」という項目をクリックするとプロファイルが現れます。ここからお手持ちのハードウェアシンセとリンクさせるわけです。全体的にインターフェースの表示画面も大きくなって見やすくなりましたね。

また、対象となるハードウェアシンセの新たなプリセットもOmnisphereの中にあります。まさにOmnisphereとハードウェアとの連携ですね。

このハードウェア・プリセットで鳴らした音は、Omnisphereのパッチの中にもあるので、当然、ハードウェアを持っていない人もこれらのサウンドを楽しむことが出来ます。

プルダウンメニューからハードウェアを選択するだけで、ハードウェアがなくてもプリセットの音をOmnisphereで鳴らすことが出来ます。これで遊んでいるだけで一日つぶれます(笑)。

ハードウェア音色の選び方

1. ハードウェアのプロファイルを選択後、この画面に変わったらフォルダマークをクリック。フォルダマークは上下段にふたつありますが、下の方をクリックしてください。

WaveformScreenSnapz001

2. プルダウンメニューからHardware Libraryを選びます。

3. 膨大なプリセットが現れます。この右下プリセット名の冒頭に、各ハードウェアの略した名称がついているのでわかりやすいと思います。

WaveformScreenSnapz002

注:プリセットの音をハードウェアで作ることは可能と思いますが、これらのプリセットはあくまでハードウェアを利用して作ったOmnisphereのパッチです。Omnisphereからハードウェア側に読み込んで音色プログラムすることは出来ません

メーカー推奨のハードウェア音源

各ハードウェアとの相性を見ていきます。

ビデオでは各ハードウェア音源との相性をわかりやすく説明しています(英語)。

全部見る時間の無い人や英語が苦手な人のために、たくさん紹介されている中でも「最高評価」のものを掲載します。この「最高評価」は、Omnisphere 2.5との相性ということで製品の性能ではありません。あくまでOmnisphere 2.5のコントローラーとしての推奨機材ということです。

現行商品

現在市場に出回っていて入手しやすい物から紹介します。

Moog sub phatty(ビデオ 10:11秒から)

Moogのサウンドを追従しつつも、低価格でコンパクトにまとめたシンセ。完全アナログでしかもMoogのサウンド。Omnisphere 2.5との相性も抜群です。惜しむらくは、サスティンペダル入力がないということですかね。でもやっぱりMoogの音は捨てがたい。モノシンセでもOmnisphereの発音はポリフォニックでコントロールできます。

Novation bass station(ビデオ 11:18秒から)

ビデオでも「これからコントロール用に入手するなら、最もお薦めのシンセ」といっています。本体も完全アナログ回路でしかも低価格。わかりやすい操作性。とりあえずハードウェア・シンセが欲しくて、Omnisphere 2.5をぶりぶりコントロールしたい方はこれを買いましょう(笑)。モノシンセでもOmnisphereの発音はポリフォニックでコントロールできます。

Roland SH-01A(ビデオ 25:42秒から)

ローランドのシンセ、SH-101の復刻モデルです。操作のわかりやすそうなパネルが魅力的です。限定カラーのBlueとRed。現在見かけるのは、ほとんどがRedタイプばかりです。Blueタイプは入手困難なのかプレミアがつき始めてますね。Redも限定カラーなので今のうちに!本体は4音まで発音可能。これ単体でPad系も使用できるのはポイント高いです。(追記:2018/9/6 誘惑に負けて買ってしまいました。後日レビューします。)

Prophet 6(ビデオ 30:59秒から)

最高評価の中で一番高価なシンセとなります。好き嫌いもあるとは思いますが、懐古主義のボクからすればこのシンセはもうフツーに欲しいです。国内価格も発売当初よりも下がってきてますね。評価が高いのは、これ単体での楽器の価値と操作性の両方ですね。Pad系の音は、もうとろけるように美しいです。モデリングではない、Prophetのあの完全アナログ・サウンドを手に入れたい方、お財布に余裕のある方は是非。

中古ヴィンテージ品

ここから紹介する物は現行モデルではないので、中古市場で探すことになります。

Access VIRUS A/B(ビデオ内 28:52秒)

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Access VIRUSの初期のモデルです。時々オークションで見かけます。ドイツのメーカーでヴァーチャル・アナログモデリングとなります。操作パネルがわかりやすく操作性が良く、Omnisphere 2.5との相性も抜群です。中古で見つけて音が気に入ったら「買い」かもしれません。

Nord Lead 1 or 2(ビデオ 29:52秒から)

 

赤いインターフェースが印象的なNord Lead。ビデオで紹介されているのは90年代の初期のモデル、1と2です。 アナログ・モデリング音源で過激なサウンドが得意です。パネルの操作性も抜群に良く、現行モデルから比べても、かなりリーズナブルな価格で手に入れることが出来ますね。中古で状態のいいのを見つけたら、即買いですかね。

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ここに並べた物はくどいようですが、あくまでOmnisphere 2.5との相性が最高と評価されているということです。ここに掲載されていなくても、「お手持ちの機材」でOmnisphere 2.5の中にプロファイルがあって、それを積極的に使いこなしていくことで、自分にとっての最高の機材になると思います。

ここに掲載した物がハードウェアシンセの購入をお考えの方の参考になればと思います。こういったことをきっかけにハードウェアが新たに注目されるというのは、素晴らしいことと思います。なぜなら、実際の機材に触れることで、音楽作りのアイデアや幅が広がっていくからです。

個人的には、Roland SH-1AProrhet 6が気になるところでしょうか。両方とも往年のアナログシンセの復刻であること。完全アナログ回路で単体シンセとしても魅力的なProphet 6、ACB技術による高度なモデリングで低価格、4音ポリを実現してるRoland SH-1A、どちらも気になるところです。

(追記:2018/9/6 SH-1A、誘惑に負けて買ってしまいました。後日レビューします。)

注:プリセットの音をハードウェアで作ることは可能と思いますが、これらのプリセットはあくまでハードウェアを利用して作ったOmnisphereのパッチです。Omnisphereからハードウェア側に読み込んで音色プログラムすることは出来ません

Omnisphere 2 からは無償アップデート

今回は「Hardware Synth Integration機能」にフォーカスして取り上げましたが、様々な充実したアップデートです。列挙しますと、

  • Hardware Synth Integration機能
  • 新しいHardware Libraryにより数百以上のパッチが追加、すべてのOmnisphere 2ユーザーが利用可能
  • 合計13,000ものサウンドを収録
  • シンセシスエンジンの追加機能
  • 4レイヤー/パッチを使用可能に
  • モジュレーション・マトリックスも2倍に
  • 新しいState Variableフィルター
  • 8LFO、12エンベロープ
  • Omnisphere 2ユーザーは無償アップデート可能!

そうなのです!今回のアップグレードは「Omnisphere2」のユーザーは無償でアップデートできます。

レイヤーが2層から4層になりました。このあたりはボクには使いこなせませんが(汗)、ヘビーユーザーにはうれしいですね。

毎年のように小さなアップグレードを繰り返しては課金するメーカーが多い中にあって、Spectrasonicsの有償アップグレードは、よほどの大掛かりな物で無い限りありません。このあたりが10年以上に及ぶユーザーと長い信頼関係を築けているところかもしれませんね。

最後に「Omnisphere 2.5発表イベント」の模様をご覧下さい。ユーザーとの厚い信頼関係が垣間見られると思います。ここでも、新機能の紹介をわかりやすく解説しています。

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