遅ればせながら、Audiostockにに登録しました。販売開始したところなのでまだまだコンテンツは少ないですが、これから少しずつ充実させていく予定です。
Audiostockって?
まず、知らない人のためにAoudiostockについて。
音楽制作をするクリエイターと音楽を必要とする映像クリエイターとの、橋渡しをする場と思っていただければいいと思います。ここでで音楽クリエイターが自作曲を登録販売をして、それを欲しいクリエイターが購入するというシステムですね。
Aoudiostockが提示しているステイトメントをサイトからそのまま引用します。
Audiostockが実現したいこと
音楽の仕事は東京中心の時代が続いてきており、今もそれは続いています。しかし、インターネットの発達、音楽機材の技術的な進歩などもあり、自宅でも高い品質の音楽作品を生み出すことができる時代になってきています。 地方に在住されている音楽家でも素晴らしい技術や才能を持っている方が多数いますので、そういった素晴らしい人材とフリーBGM・効果音を求めるクライアントとの出会いを当サービスを通じて提供していきたいと考えています。 音楽業界も変化の時代を迎えており、多様な働き方や制作スタイルが登場してきております。音楽クリエイターの活躍を新しい形で支援し、オンライン上で音楽の仕事を行える機会を提供してまいります。
本人証明が出来るものがあれば、誰でもクリエイターとして登録することが出来ます。デジタルコンテンツを取り扱うサービスはたくさんありますが、音楽素材に特化したサービスがAudiostockです
楽曲審査
クリエイター登録を済ませた後、楽曲を登録するわけですが、ある程度の販売クオリティを保つために、常に楽曲審査があります。
Aoudiostockで販売される音源は音楽作品というよりも音楽素材販売ですので、芸術的であるとか作品が優れているかとかよりも、これを利用する人がお金を出して購入する音楽素材であるかどうかがポイントとなります。
基準を満たしていない音楽
審査で販売基準を満たしていないと判断された楽曲は、掲載されることなく削除されます。
チープな音源
音質が悪くて改善の余地がほとんど無い、あるいは改善するにはかなり手間がかかりそうな音源はここで落とされます。ある程度改善の余地があるものは削除されることはなく、後述する修正依頼があります。
誰も買わない音楽
ある特定の嗜好を持つ人しか理解できない音楽や難解なものは嫌われる傾向があります。たとえば、プロの小説家のエッセイが出版社から掲載を見送られることがあるように、Aoudiostockでも商業的な部分で利用価値が判断しがたい「誰も買わない音源」は掲載を見送るということです。
これは掲載を見送られた曲です。客観的に考えれば利用するのが難しいというのがわかります。
この曲のようにある一定のパターンの上で延々とinprovisationをしている曲というのは、音楽の個性と言うよりも「演奏者の個性」が強いので掲載を見送られる傾向にあると思われます。トラップビート的なものも敬遠されるように思います。
録音修正依頼
音楽的には一定の販売機銃を満たしてはいるのですが、録音に問題があ場合。されにそこに完全の予知がある場合は修正依頼が来ます。
音量が小さい
大概はここで引っかかります。ピアノで 延々ピアニシモの曲だと音量を上げて欲しいと修正依頼が来ます。利用者側からすれば、ピアニシモの曲であるよりも「音が小さい音源」として認識されてしまうからです。
音が切れている
曲の最後でリバーブなどの残響かが切れてしまっていることがあります。あまり長く残響が残っている場合はフェードアウトの処理をしましょう。とりあえずどんな曲も最後はフェードアウトしておいた方が良いです。
ノイズの混入
ここが一番難しいところです。生楽器などではかなり楽器ノイズが含まれていますが、これもチェックの対象になってしまいます。ピアノの場合、ペダルノイズやキーノイズもチェックの対象となります。またスネアのリムショットも場合によっては、クリックノイズと見なされることがあります。スプリングリバーブなどもアタックに癖があるので、使用はなるべく避けた方が良いかもしれません。
これは単純に冒頭のスネアの音がノイズとして認識されました。
ここでのチェックはヘッドフォンでチェックしないとわからないような微細なものが多いです。
事実はどうあれ、利用者が混乱しないように紛らわしいものはすべてアウトとなります。録音後の修正はけっこう大変ですので、録音の段階で気をつけておくのが良いです。
追記:スネアの音に関してはブラシの音もホワイトノイズと認識されてしまったことがあります。こういった場合でも修正可能ものはできる限り修正した方が良いですね、ホワイトノイズではないと主張したところでどうにもなりんません。クライアント側がそう感じた場合はすみやかに修正です。
本当に稼げるのか
さて、本当にAudiostockで稼げるのでしょうか?ハッキリ言ってまだわかりません。ただこれだけは言えます。
サイトに音楽置いているだけでは稼げません。
たとえばおいしいリンゴを作ったとします。このリンゴを並べてるだけでは売れません。ネットに写真をアップして「おいしいリンゴを作りました、いかがですか」とSNSで掲載しても「いいね」はたくさんつくかもしれませんが売れません。音楽も同じです。
ブログでも稼げている人と稼げてない人がいます。また稼ぐ稼がないが成果ではない人もいます。
ボクは今のところAudiostokはマネジメントツールとして考えています。それは、自分の作ったものに価格をつけて販売しているという事実だけでもいろいろ活用できるからです。
ここだけで稼ぐというのは難しいと思います。いろいろなものと併せて複合的に成果が出る工夫が必要と思います。
ネット販売サービス
AudioStock以外にもネット販売サービスはあります。
有名なところではBASE 、それにコンテンツ販売専門のダウンロードマーケット。こちらで著作権フリーの音楽素材を販売するという手もあります。Audiostockの規約の中でも他社での販売はOKとなっています。
ダウンロードマーケットにおいては著作権管理団体と包括契約を結んでいるので、カヴァー曲などもOKです。ただし、カバー曲になると著作権フリーとはなりません。音楽配信と同じ扱いになりますので注意が必要です。どちらかというとここは楽譜などを置く方が良いかもしれません。
利益の分配率もAudiostockよりもかなりイイです。ただ、Aoudiostockでは音源チェックと著作権チェックをしてくれている点と無料音源の配布でメルマガなどで宣伝してくれます。手数料が高めなのは運営に人件費などかかっていることを考えれば理にかなっていると思います。
- Audiostock :手数料60〜45%(販売実績により変更)
- BASE:決済の手数料(3.6%+¥40)とサービス利用料(3%)
- ダウンロードマーケット:1,000円まで14.3% 1,001円から9.6%+57円
それぞれのは販売サービスの特色を活かした方法で販売していくのが良いと思います。
- BASE:Aoudiostockでは扱いにくい個性的な音楽素材、ハイレゾ音源
ダウンロードマーケット:著作権を有する音楽、ハイレゾ音源、楽譜
自社ブランドとして
最終的には自社ブランドとしてサイトで販売するのが一番良いと思います。すでに応援してくれるたくさんのフォロワーいる方は、自社ブランドとして自分のサイトで販売するのが一番イイです。
なぜなら、ネット販売サービスは突然打ち切られることもあるからです。ある程度成果が上がっている場合、突然打ち切られてしまうと路頭に迷うことになるかもしれません。ある程度の成果が上がっている場合は、自身のサイトでも同じようなシステムを確立することが望ましいです。
そこに行き着くためのプロセスとして、いろいろなものを活用しながら自分の作品を世に広める努力をしないといけませんね。頑張ります!
追記:
追記:2019/5/14 Audiostockの更新を中止することにしました。下記の記事に詳しく書いています。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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