Reason11がリリースされました。今ヴァージョンから、Reasonラック音源そのものを手持ちのDAWのVST/AUプラグインとして使えるようになったようです。素晴らしいです!
Reasonには他のDAWと連携できる、Re-wireという同期機能は以前からありましたが、こちらは廃止となるようです。
ということで、Reasonを使いたい人へ
以前書いた記事を「超初心者入門」としてまとめてみました。内容は動画にそってデモ曲を完成させるというものです。
Reason 11 after….
その前にReason 11、今回のアップグレードについて。
Reason11になって同社は社名をPropellahedからReason Studiosに変えました。
今後、ReasonはVST/AUラック音源として強化していく?のでしょうか。
スタンドアローン版においてもオートメーションやMIDI機能の強化が図られているようなので、シーケンサー部分の機能的な縮小は心配は無いようです。
ただ、今後のユーザーの傾向としてDAWは使い慣れたもので、Reasonはラック音源としてというのが定番となっていきそうな気がします。今回の記事で取り上げているようにReason単体で楽曲を完成させるということも、今後は少なくなるかもしれません。
しかしReasonは、DAWとしても他にはない魅力的な機能を持っていますので、活用はしていきたいと思います。そういった意味で、今回の記事をご覧いただいてDEEPなReasonユーザーが増えればうれしいです。
Reason11については、後日またレビューします。
ここで製作するデモ曲
まずは、最終的に完成した楽曲を聴いてもらいたいと思います。
音源を選んで録音
さて、それではReasonでの音楽制作の基本から。まずは音源ラックを選んでストリングスとピアノをレコーディングします。
サンプラーNN19
Reasonにはサンプラーが二種類、初期の頃から付いている「NN-19」、より高度な設定が可能な「NN-XT」があります。今回はシンプルに「NN-19」を使ってみたいと思います。プリセット音色は「ゆったりしたストリングス」を選びました。
テンポ♩=60に設定、メトロノームとカウント・インをONにして録音開始です。
そしてこの「ストリングス」に、次は「ピアノ」の音を追加します。
ベーシックな音源 ID8
ピアノ音は総合音源の「ID8」を使います。「ソングライターのための道具箱」とういうキャッチフレーズのとおり、使い勝手の良い音色がそろっています。
この項目の内容は下記をご参照ください。
リズムを作成
さらに音源ラックを選んで、前の曲にリズムとベースを重ねます。
DR.Octo Rexでリズムパターン
Dr.Octo Rexは、ループ専用ファイル「REX」を再生するサンプラーです。初期のヴァージョンはDr.Rexという名前でチャンネル数がひとつしかありませんでしたが、Reason 5からDr.Octo Rex チャンネル数が八つになって(だからOcto(タコ)ですか😙)、単体で八種類のパターンを扱えるようになりました。
とりあえず、リズムループを入れてみます。ビデオをご覧下さい💁🏻
Sub TracterでBassフレーズ
Reasonには最初期のヴァージョンから搭載されている、 Sub Tractor。強力なアナログシンセです。17年前からハードユーザーに使われ続けてきているこの音源。現在では豊富なプリセット音色があって、世に出回っているユーザープリセット音色も膨大な数でしょうね。
今回はアッサリと最初に立ち上げた時のBassの音、そのまま使います😜パッチで使いたい音が見つかったのなら、それを使うのがベストですね。
この項目の内容は下記をご参照ください。
楽曲構成を整える
Reasonのシーケンサの機能の中には通常のSongモードと、ヴァージョン5から追加されたBlockモードがあります。ここではBlockモードでの編集を解説します。
BLOCKSを使って制作
作った曲をBlockモードを利用して発展させていこうと思います。まずはSongモードで作った曲をBlockモードにコピペ、そこからBlockをSongモードに読み込んで編集していきます。
さらにBOLCKを編集
ここからBlockを編集しながら曲を構成していきます。
Blockは各レーンの細かい編集ではなく、ざっくりとした全体の編集に向いています。もちろん、SongモードからBlockモードに入ることで各レーンの細かい設定も可能です。ここでは、SongモードでのBlockを使った全体の編集をします。
この項目の内容は下記をご参照ください。
オーディオのレコーディング
オーディオトラックには、アコーディナを使います。ここまで作ったものをバックに即興演奏してみたいと思います。
オーディオトラックの録音
もともと初期ヴァージョンのReasonでは、バーチャルな環境でのハードウェアの使用のみでした。サンプリングなどでオーディオファイルを扱うことはできても、オーディオトラックの録音はできませんでした。
しかし、ヴァージョン6以降はオーディオレコーディングが可能となり、さらにピッチ補正やタイムシフトなども付いて、シーケンサー機能も他のDAWと何ら変わらないように進化しました。
前回までにBlocksを利用して作ったものに、アコーディナの音を重ねてみたいと思います。
特に何も考えず、思い浮かんだままのメロディを演奏していきます😛
エフェクト処理
ここから先ほど録音したものに、エフェクト処理をしていこうと思います。
本来なら、ラック上にあるハードウェア・デバイスに直接エフェクター・デバイスをつないでルーティングしていく、というのがReasonならではの愉しみ方なのですが、今回は手軽に音楽を作っていくことが目的なので、ファイル初期設定のエフェクト・セッティングを利用してみようと思います。
Reasonの新規ファイルを立ち上げた時に、初期設定ではエフェクターが組み込まれた状態で立ち上がるようになっています。
これらエフェクターはReasonのミキサーに最初からつながっています。なのでミキサー側についている、エフェクトのセンドリターンを利用したいと思います。
この項目の内容は下記をご参照ください。
ミックス・マスタリング
この「Reason 超初心者入門」では、Reasonの本来の魅力の確たる部分には語れていません。本来のReasonの魅力は、仮想ラックを利用してのハードウェアのヴァーチャルな音作りと思います。しかし、この「Reason 初心者入門」はReasonを使って簡単に音楽を作っていくことを目的としています。深く掘り下げることはせずに、Reasonでザクッと音楽を作っていく感じをお伝えしたいと思っています。
制作 Movie
ここまではリアルタイムでの作業をMovieにしていました。
ここからのMixやマスタリングの作業は「ああでもない、こうでもない」と行きつ戻りつするので、見ていて面白くありません。なので今回は作ってしまった曲を流しながら、先に説明したミキサーの各部分と併せて説明をしていこうと思います。
最終的に出来上がったものです。
この項目の内容は下記をご参照ください。
Reason 初心者入門(1〜5)
各項目の記事のページは以下になります。
- Reason 初心者入門(ベーシックトラック)
- Reason 初心者入門(ドラムとベース)
- Reason 初心者入門(ブロックの利用)
- Reason 初心者入門(オーディオREC)
- Reason 初心者入門(ミックスとマスタリング)
Reason Studios Reason 11 Suite
記事をひとつにまとめました
「Reason初心者入門」の掲載は「kamide.net」のブログでしたが、現在同ブログは更新をしていません。「kamide.net」にあるものと、さらに「MusicFreaks」「ドリームフリークス」の記事もひとつにまとめました。
今後、すべてのブログ記事は「♪ Note」で更新していきます。
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この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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