[Takashi Kamide’s Blog] 音楽家「カミデタカシ」のブログ

  1. 散文

父の背中

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第二回 BUNCA Competition Music部門「生と死」参加作品

 

7歳のボクが癌と診断されたとき

父はいつもと変わらず仕事に行き、

いつもと変わらず仲間たちと冗談を言い合って

 

事情をよく知っている人からは、

「よくあんなに平気でいられるもんだ」

と、陰で言われていたそうです。

 

今ほど医療技術も進歩してなくて、

当時ではほぼ助かる見込みのない

死に至る病といわれていた癌。

 

そして、何事もなかったかのように

平然と仕事をしている父。

しかし、後で母から聞いた話ですが、

父はひとり隠れて、

「なぜこの子がこんな目に...」と

いいながら泣いていたそうです。

 

後にも先にも

父の泣いている姿を母が見たのは、

このときが最初で最後。

 

人はどんなにつらくても

どんなに悲しくても

愛するものを守るために

自分のなすべき事をしなければいけません。

 

つらさや悲しさを理由に

それを放棄することは許されないのです。

あのときから生き続けている今、

自分もまたそのことを胸に刻みながら、

生きている限り

愛するものを守り続けます。

その他の散文

 

この記事を書いた人

[カミデタカシ]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。ゆるりと生きています。 

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「生と死」をテーマにしたCompetitionに参加するために音楽制作しました。是非ご覧下さい!

第二回 BUNCA Competition Music部門「生と死」参加作品

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