長く飼育しているアロワナがいます。2019年10月現在、あと2ヶ月ほどで20歳になります。
アロワナの平均寿命
で、アロワナの平均寿命を調べてみました。なんと、
10年!!!
長生きして15年らしいです。いえいえうちのは20年になりますよ...。
ものすごく元気なので100年くらい生きる(笑)と思っていましたが、ビックリしたと同時に急に悲しくなってきました。それはいつお別れが来てもおかしくないということに気づいたからです。
生きている時間
魚が死んだくらいでショックは受けないでしょうという人もいるかもしれません。
確かに犬や猫ほど人との交流はありません。しかし生き物がそこに存在して、自分と同じ景色と時間を共有してきたということ。そのことで生き物との接点が生まれます。
生きていて時間を共有しているかぎり、自分が数十年経験してきたもの、感じてきたものがその生き物に投影されています。その生き物の命が尽きてしまうときに、共有していた時間も自分の人生からずっぽりと抜け落ちたようになるのです。これは愛犬を何度も亡くしたときに経験しました。
心にポッカリ穴が空いたように感じるのは、自分の記憶の一部が別の命と共に消えてしまったように感じるからです。
当たり前に思っていたもの
アロワナ以外にも実家から持ってきたサボテンがあります。こちらは合算して30年になります。サボテンの寿命は20年らしいですが、これもかなり長寿ですね。このサボテンを見るたびにいろんな出来事を思い出します。
一緒に生活している生き物たちの命の中には自分の命が同期しています。
自分と同じ空間で命を育んでいるものは、同じ空気をすって、同じ景色を見て、自分が積極的に関わることで影響を与え、そして知らず知らずのうちに自分自身もまた影響を受けているのです。
何十年も見続けてきた景色。
朝起きて、リビングで当たり前のように見える景色。そしていつもと変わらず柱時計が時を刻んでいる。刻まれている時間はすべて有限であるということをついつい忘れがちです。
ある日突然、何の前触れもなく、その景色が変わることがあるのです。
当たり前に思っていたものが、実はほんの少しの偶然で出会ったものたちで、当たり前に過ごしている時間が2度と戻ることのない大切な時間である事。日々の生活の中で雑事に追われがちで見失っていた事。
もの言わない生き物たちから教えられました。
この記事を書き終わった後、長らく合っていなかった友人に連絡を取ってみようと思います。
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この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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