物理モデリングのPianoteqのプリセットにある音色を弾いて動画で比較をしています。ピアノによって癖があって面白いです。
Pianoteqについて
今までたくさんピアノ音源を取り上げましたが、そのほとんどがサンプリングファイルを読みこませて演奏する、サンプリング音源です。早い話が録音したピアノの音を再生させるという方式ですね。実際には複雑な技術でよりリアルな音源へと作るあげていくわけです。
代表はIvoryやNative Instrumentsのピアノ音源ですね。
対して物理モデリングとは、平たくいってしまうと音を合成して作る「シンセサイザー」です。楽器の物理的な挙動をシュミレーションして音をつくっていくわけですね。初期の頃は結構オモチャっぽかったのですが、最近ではかなりリアルになってきています。
この物理モデリングの技術をピアノに応用したのが、Pianoteqになります。
Pianoteqでは以下の事がこの物理モデリング技術で可能です。
- ハンマー、弦、響板、ペダル、上蓋など、ピアノを構成する各部位の相互作用を再現して発音
- サンプル音源とは異なる反応、和音の響きによる、有機的な表現力
- 128段階のすべてで滑らかに反応する、ベロシティ・レスポンス
- 1連続的なペダルへのレスポンスにより、ハーフ・ペダル表現に対応
- 無音で押さえた弦を他の打弦で響かせる、「共鳴」奏法も再現可能
Pianoteq関連の記事
弦の共振はIvoryでも実現していますが、それらをすべて物理モデリング技術で行っているため、ファイル容量が圧倒的に小さく軽いというのが特徴ですね。
YouTube動画にて
YouTube動画をほぼ毎日UPしています。
その中でもここのところPianoteqを使って演奏したものUPしています。代表的なものを数種類紹介します。
Blüthnerのピアノ
響きが美しいピアノ。Pianoteqの中でも人気の高いプリセットです。
YC5(ヤマハピアノ)
ヤマハ(たぶんCS?)のピアノです。とても扱いやすい、日本人が聴きなじんでいるピアノ音です。
Steingraeber E-272
アップライトピアノで有名なメーカーですが、高音域の伸びが特徴です。Jazz系の演奏と相性が良さそうです。
FXPファイル Let It Be
Pianoteqではユーザーが自由にプログラムして、そのファイルをやりとりすることが出来ます。これはFXPファイルといって、PianoteqのStanderd以上の機種で読み可能です。FXPファイルの作成はProヴァージョンのみです。
今回はメーカーが供給しているFXPファイルからビートルズの「レット・イット・ビー」で使用された、ピアノを再現したプリセットを利用してみました。
FXPファイル Bill Evans
こちらもメーカーサイトにあるBill Evansのピアノを再現した、FXPファイルを使用しています。
今後も続々更新
Pianoteqの音色ファイルはピアノのみならず、ざまざまな鍵盤楽器の音色があります。Pianoteqという再生リストを作っていますので、今後もPianoteqにある音色でいろいろ演奏していきます。
是非ご覧ください。
それではまた!
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この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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