[Takashi Kamide’s Blog] 音楽家「カミデタカシ」のブログ

  1. ♪ Note

楽器が壊れた、心が折れた

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演奏家というのは一日の大半楽器を触っています。長年同じ楽器と向き合ってると身体の一部のようになじんできます。だからこそ楽器が壊れたときは、とてつもないショックを受けます。まさに心が折れた状態です。

そんな状態につい最近なりました。

愛用のアコーディオンが壊れました。

心も折れました。

そこで今回は「心が折れたこの状態」から、どうやってリカバリーしたかを書いていきます。

アコーディオン

現在、所有しているアコーディオンは3台。1920年代のアンティーク、1950年代のスタンダード。そして最もよく使う1940年代のフリーベース。この最もよく使うフリーベースアコが壊れました。

原因

写真のように台の上にアコーディオン置いています。演奏が終わってこの台の上に置いたときに、置き方がまずくて楽器が倒れました。台自体はそんなに高さがないので床が絨毯なら問題なかったのですが、運悪くフローリングの床でした。

このアコーディオンは重さが16キロあって、まともにダメージを受けたようです。

修復

最初はそれほど大きなダメージを受けていないと思っていました。が、実際演奏してみると左手側のボタンが戻ってきません。ボタンが戻らないと音が出っぱなしになります。

自分で修復できるケースもあるので中を開けてみて、引っかかっている軸の部分を調べてみました。原因は落下の衝撃で軸全体が0.1ミリくらいズレたようです。軸の支えを少し動かすことで元に戻りました。

意外と簡単に治ったので気分良く演奏していました。

現実は甘くなかった

念のためにすべての機能をチェックしてみました。するとフリーベースでは問題なかったものの、スタンダードベースに切り替えるととんでもないことになっていました。

フリーベースは左手ボタンが全部「単音」になる仕様で、スタンダードベースはこのボタンが「和音」になる仕様です。普段はフリーベースでしか弾かないので、スタンダードベースに切り替えて使用することはありません。

チェックのためにスタンダードベースを弾いてみたところ、数カ所ボタンがへこんだまま元に戻りません。音が出っぱなしです。幸いこの部分はフリーベースに影響ないようです。スタンダードベースに切り替えたときのみ音が出っぱなしになります。

スタンダードベースが全く使えないアコーディオンになってしまったのです。

心をケアする

完全に心が折れた状態です。なんとか現状使用できるものの、自分のちょっとしたミスで大事な楽器を問題がある状態にしてしまいました。

否定的な妄想

こうなるとひたすら否定的な妄想に悩まされます。心の声が自分を責め続けるのです。

「なぜあのとき!」

とその瞬間を何度もフィードバックします。

そして何の問題の無かった頃の平穏な状態と不幸な状態の景色がアタマのなかで行ったり来たりします。特に何の作業もしていない睡眠前や寝起きにアタマの中をよぎって自分の首を絞めます。

前向きな現実

このままではいけないと思い、前向きな現実をマインドマップを使って書き出しました。

  1. 新品購入
  2. 修理
  3. 現状維持

1.の新品購入は同じものを買うとなると、おおよそ500万くらいは必要でしょう。年収が1000万を越えた状態が安定すれば(低所得者ですが何か?)、この選択肢としました。となると今はまだお預けです。

2.の修理。費用は10万あれば、まぁなんとかなるでしょう。期間は2週間。最も信頼できる技術者の安田翁は引退してしまいましたが、東京と名古屋にそれぞれ信頼できる技術者がいるので、1ヶ月くらい余裕のあるときに見て貰う。そのついでにオーバーホールもして貰う。

3.の現状維持。フリーベースでは問題なく使用できるので、このまま使う。実際、このアコーディオンはフリーベースでしか演奏しないため、使用するには全く問題ない。数種のプランもこのまま継続可能

ということでしばらく「現状維持」で使うことにしました。時間に余裕が出来たら「修理」をかねてオーバーホール。そしてお金と生活に余裕が出来たら(いつになんねん!)、新しいフリーベースを購入。

こうやって現実的に整理していくと気持ちが落ち着いてきました。

ほんとうに大切なもの

何か取り返しのないミスをしたとき、ついつい自分自身を責め続けてしまいます。

車に傷をつけた、

楽器が壊れた、

人間関係が壊れた、

それが起こった原因を自分自身の責任として、何もなかった過去の状態と現在の状態を比較し続けます。大切なものが壊れてしまったのは自分のせいだと自分を責め続けるのです。

そうやって自分を責め続けていると自分が壊れてしまいます。

大事な車を運転するのも、大切な楽器を演奏するのも、信頼できる仲間と語り合うのも自分自身が存在するからです。何を一番大切にすべきか考えたときに、まず自分の心をケアすることが大切ですね。

ほんとうに大切なものは自分自身の心です。

もし自分自身の心を常に攻撃する後悔するような出来事があって、それが頭から離れないときは「前向きな現実」を書き出してみてください。それを目にして現実策を考えることでかなり心が楽になりますよ。

無限ループから抜け出すことが出来ます。

それではまた!

この記事を書いた人

[カミデタカシ]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。ゆるりと生きています。 

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