神出高志=カミデタカシのブログ

  1. ♪ Note

病的なコレクター

毎日のように大量のメールがソフトウェア開発デベロッパーから送られてきます。無料プレゼント、割引セールなどセールスコピーに釣られてサイトをチェック。魅力的なラインナップを見て、気がつくと買うつもりのなかったものを購入しています。DTMerの中にはこういう経験をたくさんされている方もいると思います。そして私はかなり重傷です(笑)。

おそらく多くの方がこのような経験をされていると思います。そこで私自身、何とか抑制する方法はないかと考えてみました。

はまりやすい性格

まずは私自身の傾向からお話ししようと思います。

コレクター心理

私はコレクター心理がかなり強いです。一時期、各週で発売されるクラシック音楽の全集や落語全集、美術全集など予約注文して買っていました。もちろんバインダーも購入。

もちろんこれらに全部目を通します。意地でも読みます。CD付きのものなら全部聴きます。コレクションのなかばあたりになると愉しんでいません。コンプリートすることが目的のようになっています。最終的には、全部集めてからしばらくしてヤフオクで売りました。

これは子供の頃に私の母親が「XXX全集」なるものを私に買い与えてくれたというのも理由かもしれません。世界名作全集や動物図鑑、歴史全集などたくさん買ってくれました。そういった本をむさぼるように読んでいました。そういうこともあってか、途中で投げ出さない性格なってしまいました。

ほんとうに興味のあるものなら愉しいのですが、途中で興味を失ったものは苦行のようです。しかしそれなりに身につく事を知っているので、苦行であっても最後まで続けます。よほどのことがない限り、面白くない映画も最後まで見ますし、難しいだけの教科書みたいな本も最後まで読みます。自分の身について何か得るものがあるときもありますが、全く身につかず時間を損するだけのこともあります。

このように途中で投げ出せない性格の人は、私と同じように音源コレクターになってしまう可能性が高いです。

負けず嫌い

コレクター心理をさらに深掘りしていくと、そこには負けず嫌いというのも存在するのではないでしょうか。より多くの情報を吸収して人より知識を高めたい。人が途中で断念するようなことでも、最後までやり遂げて自分を褒めたい、褒められたい。

人は自分というものに対してのある種のイメージを自分で作り上げています。こうありたい自分になるために何かを作り上げます。その理想が高い人ほど、かき集めるようにとめどなく知識やものを収集して自分を高めようとします。

より高みを目指すためには知識とツールが欠かせない。それはある意味真実ですが、許容範囲を超えていきすぎている場合には、他人に負けたくないという心理があります。他の人も同じように知識とツールを収集しているに違いないから、自分も同じように、否、それ以上に持っていないといけないと思ってしまいます。

こうなると愉しむためではなく、競争心からただ集めているだけのコレクターになっていまいます。

問題点

コレクターも愉しんでいる場合や、少々苦行でもそれが身についている場合は問題ありません。しかし度が過ぎた競争心からの収集癖はいろいろ弊害が出てきます。

金銭的問題

ソフトウェア音源やエフェクターというのは、だいたい数千円から高くても数万円です。仕事をして普通に収入のある人なら購入できる金額のものばかりです。

しかし、このあたりの金額のものが一番怖いです。調子に乗って次々とカード払いで購入していると、気がつくと数十万になっていることが多いです。翌月の請求を見てびっくりしたことが何度かあります。

払えるうちはいいのですが、許容範囲を超えてしまう時が怖いです。今はカード払いでも「あとリボ」というのがあって、払える限度を超えた場合、リボ払いに切り替えることが出来ます。計画的に使うとリボ払いは便利なものなのですが、無節操に買い物したものを無計画にリボ払いにして、借金を雪だるま式に膨らませてしまうこともあります。

実際、私も数十万の請求が別々のカードで数度来たときは、あとリボを利用して数ヶ月おとなしくしていました(笑)。余裕が出来たときに一気に返せば金利もそんなに高くつかないので計画的に返済しましたが、借金までして買いこむ必要は全くないので注意したいです。

そこまで音源ソフトウェア買いにはまる人は少ないとは思いますが、いろいろ買い物と重なった場合、金額が思いのほか膨らんでいるいることがあったりします。そいういった事は多くの方が少なからず経験していることと思います。

いずれにしても、私のように収集癖のある人は注意です。

集中力の低下

あまりたくさんのものを持ちすぎると集中力が低下します。

たとえばソフトウェア音源ですが、実際制作で使うものは毎回決まってきます。これは自分自身いえることなのですが、その音源に精通していれば、たくさん持っていても使い分けることが出来ます。たとえば私の場合、ピアノのソフトウェア音源はたくさん持っています。しかしほぼ使わないものもあります。しかし、ほぼ使わないものも使い道はわかっています。

これとは反対にまだ使い方があまりわかっていないものをたくさん持ちすぎると思考停止になります。なぜなら使い方をマスターする前にいろいろいじってみてわからないことにぶち当たると、思考が常に初期設定に戻ってしまうからです。

そうすると集中力が持続しないので、だんだん面倒になってきて億劫になってきます。人は長年培って来て手足のように動かせるツールなら使っていても愉しいのですが、そうでないものはだんだん億劫になります。

年をとってくるとが新しいことにチャレンジすることが少なくなるのもそういうことです。

最新のソフトウェアは利用者も新しい視点で取り組む必要があったりします。そのために操作の学習をするのが面倒なので、ソフトウェア自体を開かず放置。そのうちにまた違うものを購入。だんだん手が回らなくなって思考停止に陥ります。

しかし相変わらず収集だけは続けるという悪循環にはまってしまいます。情報商材を買いこむ人もこの傾向にあるように思います。

対策

さて病的なコレクターなってしまった場合、治す方法はあるのでしょうか。ハッキリいって難しいです。命を削るほどものでもなく、なんとなくそうかなーみたいな感じで本人の自覚症状も少なく、経済的に多少お金を無駄遣いしている程度の感覚です。

しかし確実に生産性は落ちます。自分の場合がそうでした。

精通するまで手を出さない

先のいったようにピアノ音源なら使い方がわかっているのし、微細な音の違い、反応も速判断できます。だからほとんどの場合これは必要ないな、というのが感覚ですぐにわかります。

しかしシンセ音源やエフェクター場合、知識が中途半端なので新しいものにすぐ手を出してしまいます。新しい何かを生み出せそうな雰囲気を持ったものは特に注意が必要です。結局何も生み出せないままプリセット利用して触っただけで終わったりします。そういったものがたくさん蓄積されて、DAWを開いたときにたくさんの選択肢を見てウンザリすることもあります。

だからそのソフトウェアに精通するまで手を出さないことにします。

ソフトウェア音源は何年たっても残っているものもあれば、数年で使えなくなるものもあります。期間をおくことでそれを見極める事も出来ます。

ジャンルに精通してくれば今が買いなのかどうかがわかりますが、そうでない場合は保留しておくのが賢明です。

開発メーカーの目線で考える

開発メーカーはあの手この手で販売戦略をたててきます。ブラックフライデーもそのうちのひとつですし、年に数回ある割引セールもその類いですね。

こういったものは「売り上げ」のためであって、私たちのためではありません。「日頃の感謝の気持ちを込めて」を臭わせるクーポンや優待割引もすべて「売り上げ」のためです。私たちが消費することで得をするのは開発メーカーです。

今購入しないと何か損をするかのように思わせる、人間心理を突いた販売コピーを用意しています。毎回送られてくるメール戦略もそのひとつです。ググってレビューを調べて見てもそこには同じような仕掛けが待っています。よほどのものでない限り悪いレビューはありません。

私自身、絶対買わないようにしている超有名デベロッパーが2社あります。商品が悪いからではなく、一度買わせたあとにさらに買わせるような意図や仕掛けが巧妙で、ユーザ側の選択肢が少ない仕様だからです。だからちょっと目を引くものが出ても、別のメーカーで代替品として利用できるものを使います。

実際、気に入ったメーカーのもので少ない数を使い倒す方が結果的にいいものが出来ます。人間心理を巧妙に利用した、販売戦略にははまらないようにしたいものです。

買ったものは意地でも活用

自分の場合、買ったものは意地でも活用するようにしています。ここにエネルギーを注ぎ込むと他に目が行きにくくなります。いまいち使い道がわからないものも、根気よくわかるまで使い込みます。他に目が行ってしまうのは、わからなくて理解が困難で面倒くさいからです。

そして意地でも使い込んでみるとわかることがあります。それは、ほんとうに自分にとってイイモノか、しょーもないモノかです。

そうすると次回からのハズレも見極める事が出来るので、余計な買い物もしなくなります。自分にとってイイものを使い込んでみると類遺品にもそれほど期待値が上がらなかったり、逆に本当にイイものをすぐに見抜けるようになもなります。

今持っているモノを使い込んでいないから、すぐに他のものが欲しくなってしまうんですね。

最後に

自分の場合、コレクター思考が強いために行きすぎてしまい、さらに負けず嫌いも災いして、最終的には自己逃避の為の収集に陥っていた気がします。同じ傾向の方はほんとうに気をつけていただきたいとお思います。

ただ、最悪の行動も修正することで自分にとって最良のものを生み出すことも可能です。

一度自分の許容範囲まで身のまわりを整理して、ひとつひとつ片付けていくと新しいスキルが身についていることもあります。知識が広がっていることもあります。大切なのは許容範囲を超えてしまわないようすることですね。

そうするには普段からひとつひとつのことに深く集中していくことが大切だと感じています。

さてさて、精進します。

この記事を書いた人

[カミデタカシ]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。

プロフィール

iTunes、Spotifyなどの音楽配信ではスタイルによって、



と名前を使い分けています。

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