最近でロイヤリティフリーで使える音源も「無料」のものが多くなってきました。写真素材などでもそうですが、利便性はむしろ無料素材の方が良かったりします。それは制作者の個性が前面に出ていないためです。
利用者としては文章なり動画なりで伝えたいことがあって、素材に作品としての価値は期待していません。個性ある有料素材を求めるユーザーは少数でおのずと限られてきます。お金を払ってでも求めてくれる、そういった数少ないユーザーに対して単に素材であること以上のものを作り手側は考える必要があります。
今回は音楽有料素材販売について考えてみたいと思います。
MusicFreaksでの変更点
まずはMusicFreaksでの変更点について書いていきたいと思います。
価格の変更
1曲あたりの価格を改定しました。ロイヤリティフリー音楽の価格は1曲2000円くらいが通常の価格ですが、当初その半額以下の980円で販売していました。プレリリースの段階で半額セールにして490円で販売していました。正式オープン後は980円で販売を開始しました。
これは後述しますが、今後アルバム単位で販売することを考えていきたいので、単曲販売は値下げすることにしました。
結果、
1曲 980円−>480円
になります。
現在、YouTubeのクリエイターツールでは無料で使用できる音楽も増えつつあります。動画編集ソフトの中にも無料で使える音楽が多数含まれています。また、AoudioStockも企業向けにサブスクリプションサービスを開始しています。こういった情勢を考えてみると、個人での音楽販売そのものを考え直すことが必要です。
そこで、有料のロイヤリティフリー音楽であるだけではなく、ハイレゾ音源として音楽そのもを愉しめるものとして制作することを考えました。そしてハイレゾ音源を主体にした場合、1曲あたりの単価はこの価格にしたほうが適正ではないかと考えました。
アルバムの販売
ハイレゾ音源であると同時にロイヤリティフリーである、そのメリットを生かせる答えが「アルバムにして作品として提供する」というものです。
SpotifyやAppleMusic等でリリースしているアルバムの販売を行います。現時点では著作権がクリアーなパブリックドメインの曲をアレンジしたものに限ります。
JASRACと契約してすべて販売することも考えました。しかし、そうするとロイヤリティフリーの音楽との位置づけが曖昧になってしまいユーザーが混乱するので、MusicFrekasで扱う音楽は著作権が切れた曲をアレンジしたもの、もしくは管理曲外のものに限ります。
SoundCloud
試聴音源のYouTubeでの利用をやめて、SoundCloudを利用することにしました。利便性を考えるとこちらの方が良いですね。私がユーザーならこちらの方が好むと思います。波形が見えて音楽の状態がわかりやすいです。
Jazz on Piano
Classical Music on Piano
自分でコントロールする
音楽も写真も無料素材が増えつつあります。そして冒頭で書きましたように、利便性は無料素材の方が良い場合が多々あります。
今後、無料素材と同じようなものを作っている制作者は厳しい状態になっていくと思われます。無個性で均一的な音楽なら無料素材で十分となります。
以前、別の記事でも書きましたが素材販売は、そこから得られるオーディエンスやユーザーとのつながり、自分自身との作品との関連性を管理していくとが重要だと思っています。常に音楽性を磨くことは大事ですが、マネジメントもそれを糧にしていくためにはとても重要です。
顧客リストを自身で管理できないマネジメントは危ういです。
人によって何が正解かは違ってきます。
しかし確実にいえることは、自分自身で自分をコントロールすることをやめれば、他人に支配されます。これは音楽を作るとかより以前の話かもしれません。
今後も自分自身、歩みを続けながら何か共有できることがあれば綴っていきたいと思います。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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