4月8日より「緒方悠」「ヒビノカケラ」新譜の配信が開始されました。そしてなんと!その中の1曲がSpotify公式プレイリストに掲載されました。
今回はリリースした新譜のこと、Spotify公式プレイリストの事について書いていきたいです。
ニューリリース
ご存じのように楽曲制作配信では「ヒビノカケラ」、ピアノの配信では「緒方悠」と名乗っていますが、カミデタカシと同一人物になります。こうすることで配信でデータを収集しやすくなります。
ヒビノカケラ「My Short Stories」
過去に作った曲やブログレビューで使った短い曲をまとめました。3曲目「女神たちの理不尽プロット」は公益財団法人日本音楽教育文化振興会が主催する作曲コンテスト、Sound Creator of The Year 2020のファイナリストに選出された曲です。
緒方悠「Dreaming」
こちらも過去のブログレビューのために作った曲になります。そして次に紹介する「Spotify公式プレイリスト」を狙ってリリースしました。
Spotify公式プレイリスト
Spotifyにはユーザーが自由に作成する公開プレイリスト以外に、Spotify公式のプレイリストが存在します。楽器やジャンル、気分や雰囲気などにあわせたプレイリストが存在します。
今回、「緒方悠・Dreaming」がSpotifyの公式プレイリスト、「静寂と黄昏」に掲載されました。
公式プレイリストの威力
下のグラフはSpotify公式リストに掲載されてすぐのものになります。
「緒方悠」は海外では結構再生されていました。これは海外でのユーザー・プレイリストで多数紹介して頂いていたためです。しかし国内ではそれほどではありませんでした。しかし国内公式プレイリストに掲載されて以降、再生回数が倍以上に伸びています。
サブスクリプションサービスにおいて、プレイリストで掲載されることがいかに重要かがわかります。
Spotify公式プレイリストに掲載されたとたん国内の再生回数がぐんっと伸びました。これはエントリーの際に東京をメインスポットに選んだためです。一気に倍以上に伸びているので、公式プレイリストの凄さがわかります。
プレイリストに掲載してもらう
先にも書いたように、今回はこのプレイリスト狙いの配信でした。特にピアノ曲のプレイリストを研究しました。ピアノ曲においては長さは関係なく、聴いていていかに心地よいかがポイントみたいです。
今回運良く採用されましたが、これは黙っていて勝手に見付けてもらえません。エントリー制で審査されます。もし自分の楽曲を配信しているのなら、Spotify for Artists へ登録してマネジメントの準備が必要です。
登録後は手順に従ってエントリーすることが出来ます。下記の記事にその手順が詳しく書かれています。
Spotify for Artists 登録方法 / 使い方|Spotifyオフィシャルプレイリストに自分の楽曲を申請するには? ― 音楽プロモーションTips
申請出来るのは、配信手続きが完了したリリース前の曲で楽曲エントリーは1曲のみとなります。その後、Spotify側のエディターが審査して、プレイリストに掲載するかどうかを判断します。
リンク先の記事で「活動地域」の選択をTokyoにしている(私もそうしました)のですが、もし外国での再生回数が多く、音楽も国外のほうがリスナーが獲得できそうなら、あえて国内を選ぶ必要はないと思います。そのあたりは、狙っているプレイリストを参照に刷れば良いですね。
好きなプレイリスト聞き込む
たくさんプレイリスト聞き込んで、自分の音楽に合った傾向のプレイリストに掲載されている音楽を研究しましょう。プレイリストは定期的に更新されているので、Spotifyのエディターもいろんな楽曲を探しています。
公式プレイリストに掲載されると再生回数が全然違ってきます。そこから自分の音楽を知らなかったオーディエンスにアプローチすることが出来るのでチャンスも広がります。
個人ユーザーのプレイリストでは有名人やそのカヴァー曲が大半ですが、Spotify公式のプレイリストはどちらかというとオリジナリティを重視しているように感じます。オリジナリティーといってもあまりにも突飛なものは好まれないです。特にオリジナル曲の場合、自分自身は耳なじんでいても他人からすればとんでもなく難解な場合があります。
たくさん公式プレイリストを聞き込んで、オーディエンス獲得のマネジメント手段として客観的に自分の音楽をとらえるようにしたいですね。ぶっちゃけ、ほとんど運みたいなところもあるように思うのですが、とりあえずプレイリスト作成しているエディター目線で自分の曲を分析することは大切かと思います。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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