ブルグミュラーといえば初心者向けのピアノ教本ですね。子供の発表会やコンサートでもおなじみの曲集です。この曲集をアコーディオンで全曲演奏して、YouTubeで配信しています。
それでは、この記事のコンテンツです。
アコーディオンでの演奏
ピアノの練習曲ですが結構アコーディオンにも合います。ブルグミュラーに限らず、シンプルなピアノ楽曲はアコーディオンにとてもよく合います。ソナチネ曲集もアコーディオンで弾くとホントいい感じになります。
それではブルグミュラーの練習曲、25曲を4つのカテゴリーに分けてみました。
子供の頃の想い出(1〜8番)
ここではこの曲集の入り口といえる「1〜8番」までを取り上げました。バイエル終了後に必ずと言っていいほど弾いた曲ばかりです。
代表的な作品たち(9〜15番)
この曲集の中間部分でブルグミュラーの顔ともいえる代表的な作品たち、「9〜15番」までを取り上げています。
忘れられた小品たち(16〜19番)
ピアノ教室のレッスンでは飛ばされることが多い作品たちです。良い曲もあるのですが「忘れられ小品たち〜16〜19番」を取り上げています。
テクニカルな楽曲たち(20〜25番)
後半はピアノの初心者のテクニカルな部分にフォーカスした作品も多く、アコーディオンで弾くには理不尽な曲もあります。「つばめ」の左手の跳躍はアコーディオンにとってかなり理不尽です。最後の「貴婦人の乗馬」は子供のコンサートでは定番ですね。
アコーディオンの種類
アコーディオンにも結構いろいろ種類があります。今回の演奏にはフリーベース・アコーディオンを使用しています。
フリーベース・アコーディオン
通常のアコーディオンの左手ボタンは和音で構成されているのに対して、このタイプのアコーディオンは短音で構成されています。通常のアコーディオンの場合、右手側はメロディ、左手側は伴奏用というスタイルです。しかしフリーベース・アコーディオンの場合、左手側ボタンが単音になるので左右対称になってオルガンやピアノの用に演奏できます。
フリーベースを搭載したアコーディオンは構造が複雑になるために通常よりも高価になってしまいます。
フリーベース、そして通常のアコーディオンのスタンダードベース、それぞれにメリットがあり、どちらがイイという話ではありません。ただ、クラシック楽曲でピアノ曲やオルガン曲を演奏する場合は「フリーベース・アコーディオン」を使用する方が合理的です。また、分散和音や2声以上の和声を動かすポリフォニックな音楽では、とても美しい音を奏でることが出来ます。
スタンダードベース・アコーディオン
一方、現代楽曲では逆にボタンひとつで和音を出せるスタンダードアコーディオンの特質を利用して書かれた曲も多くあります。また、ポピュラーソングやジャズの場合は、左手側がボタンひとつで和音が出るということで容易に演奏することが出来ます。
また、一つ一つのボタンの和音構成非常にシンプルなので、これを組み合わせて複雑な和声を構築することも可能です。こういった重厚な音響効果はスタンダード・アコーディオンでしか出せないため、アコーディオンといえばこちらが主流となっています。
フリーベース・アコーディオンよりも左手の組み合わせは演奏者のセンスなどが問われるます。そのために音楽性が反映されやすく、奏者それぞれの個性が出やすいです。
様々なタイプ
さらにフリーベースにもクロマティック式とクイント式があります。またスタンダードベースにおいても、フランス式とイタリア、ドイツ式のものがあります。これらもそれぞれに特徴があり、メリットやデメリットがあります。
また、ご存じのように右手側はボタン式と鍵盤式があります。またダイアトニックアコーディオンなど特殊なタイプのものもあります。
これらについては、また別の機会に解説したいと思います。
私が使用しているアコーディオン関しては下記の記事でも解説しています。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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