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CueTube主催 アニメ音楽のコンペティション

CueTubeのコンペティションの参加しています。2分半の短いアニメーションに音楽をつけるコンテストです。サイトでは様々なエントリー作品を見ることが出来ます。一つのアニメも音楽によって様々な表情が見ることが出来ます。それだけでもかなり参考になりますね。

こちらより、すべてのエントリー作品を聴くことが出来ます。

コンペティション

コンペティションはCueTubeサイトから「素材動画」をダウンロード。動画に合わせて音楽を制作してYouTubeにUP。CueTubeサイトにメンバー登録してYouTubeのリンクを張る。その後、作品をエントリーしたクリエイターやCueTubeサイトに登録したメンバーによるレーテイング(☆1〜5)によって審査されす。レーティングは一度投票すると取り消せません。

カミデの参加作品

 

キャラクターの魅力を引き出すために、ドラマチックになりすぎないように音楽を作りました。アニメの音楽のイメージではありませんが、キャラクターの表情を引き出すことができたと思います。

制作について

作品は徹夜して一晩で作りました。夜中の12時から始めて、翌日のお昼12時まで作業していました。それほど時間を忘れて楽しく作ることが出来ました。使用した音源は “SpitFire BBC Symphony Orchestra”をメインに効果音的なところは前回紹介した”Big Bang Orchestra”を使用しました。

Big Bang Orchestra レビュー

何かにつけて、SpitFire BBC Symphony Orchestraを使用することが多いのですが、作業効率を考えるとBig Bang Orchestraもかなり良いですね。最近、このシリーズのWindWoodsもリリースされたようですし、こちらも後日レビューしてみたいと思います。

ただし、各楽器の細かい音の表情はSpitFire BBC Symphony Orchestraが秀逸です。制作においてはどちらも捨てがたい存在です。いずれにしてもコンピュータで手軽にオーケストラ作品が作れれて、本当に良い時代になったものです。

QueTubeとは

CueTubeのサイトにはコンセプトが以下のように記載されています。

これまでは、素晴らしいキューやスコアを使って自分の才能を披露したり、練習用の良いクリップを見つけたりするのは難しいものでした。 Cue Tubeはそれを変えます。私たちはあなたのような作曲家に、様々なジャンルの優れたビデオコンテンツのソースを提供し、自由に実験したり、スコアを作成したり、あなた自身のチャンネルにアップロードしたりすることができます。 著作権や許可の煩わしさがなく、幅広いスタイルであなたの作品を聴くことができ、同じ志を持ったクリエイティブな人たちのコミュニティと共有したり、参加したりすることができます。

音楽家とフィルムメーカー

先日、SpitFire主催の劇伴音楽のコンペティションが行われ、かなりの数のクリエイターが参加しました。作品のクオリティが高いものが多かったのも印象的です。この動きにフィルムメーカーも注目しているようです。新たな人材を発掘する機会でもあるからです。

QuTubeの目的はその架け橋となることのようです。CueTubeでは以下のような提案をしています。

作曲家と映画製作者のための素晴らしいリソースを提供します。あなたのスキルを高め、インスピレーションを得て、キャリアを発展させ、楽しみながらスキルアップを目指しましょう。

作曲家向けには、様々なジャンルの完全に合法的な無料ビデオを再録してCue Tubeチャンネルにアップロードすることができます。映画製作者の方には、作曲家を探し、あなたの作品を注目させ、プロのネットワークを構築し、賞を獲得するお手伝いをします。

作曲家のコミュニティでは、ビデオライブラリのオリジナルデモスコアを使って、彼らの才能を紹介しています。 ジャンル、キーワード、スタイル、日付などの条件でコミュニティを検索して、あなたのプロジェクトに合った作曲家を見つけることができます。

また、ここでバーチャルオーディションを実施し、作曲家に音楽を提案するためのクリップを投稿することができます。

フィルムメーカーからの素材の提供で実験的に音楽を作ったり、コンペティションを行ったりと音楽家とフィルムメーカーの出会いの場となりそうですね。

これまでこういった音楽クリエイターたちは、ロイヤリティフリーのサイトに登録してサブスクリプションで利用してもらうという方法が主体でした。しかし、そうなると音楽家とフィルムメーカーとの関わり合いは少なく、フィルムメーカーが関わるのは常に音楽素材を提供するディストリビュータの存在がメインになってきます。

このようなクリエイターとフィルムメーカーとの架け橋となるサイトの存在はとても意義があるように思います。

コミュニケーション

前述のコンセプトから見るところ、CueTubeの最大の目的はクリエイター同士のコミュニケーションです。自分以外の作品の多くに触れることで、より客観的に自分の作品を見ることが出来ます。実際、私もかなり勉強になっています。優れた作品のアレンジメントのアイデアはかなり参考になります。時には「???」な作品までありったりして、それはそれで楽しいです。

ただ、気になる点もあります。

これはツイッターなどSNSを見ているとわかるのですが、人は善意だけでなく隠れた悪意も持ち合わせているということです。今回のコンペティションもメンバーによるレーティングで行われていますが、明らかに優れた作品であるにも関わらずレートが低い(おそらく意図的に悪い評価をしている人物がいる)ものがあったりします。

参加者による投票はライバルのレートを意図的に下げるという行為も生まれ得ます。

自分自身の場合ですが、だいたいレート評価「☆☆☆」あたりで落ち着いています。これも最終的にはどうなるかわかりません。ここに誰かが意図的に「☆」星1の評価をされたら「☆☆」まで下がりますから(笑)。まぁ自分の場合はレーティング上位(☆☆☆☆)に入っていないので心配はいりませんが、今回のコンペでそういった傾向が見られるのは確かです。

CueTubeでのカミデの投稿ページ

メンバーのレーティングによって結果を決める。主催者にとってこの方法が最終的な決定に困ることがないと思います。なぜなら多くの作品の中から最優秀作品を決めるというのはものすごくエネルギーのいる作業なので...。

私個人の意見としてはこレートの部分は、参加者で操作できないように不可視化した方が良かったのではと思います。匿名投票であるならその経過を不可視化するのは必須であると考えます。

追記:この記事を公開後すぐに、QuTubeのビデオが公開されました。この中でレーティングシステムについて説明がありました。

 

これによるとレーティングシステムは平均値ではなく、ポイント加算のようです。☆1と☆5の場合、☆3ではなく☆6にになるようです。

可視化されているのは平均値であって、加算されているポイント自体は不可視化されています。なので結果は最後までわからないということです。これは素晴らしいアイデアですね。

追記>>>

ただこの方法でも人海戦術を使って簡単にポイントを稼ぐことができますね。特に学生さんだと友達にアカウント登録をお願いして投票をお願いすることが出来ます。

うーん、プロがたくさん参加しているコンペティションなので、音を聴いたらバレバレなんだけどな...。

この件に関してましては、QuTubeのサイトの私自身のページにも意見投稿しています。英文になりますが、ご興味ある方はご覧下さい。

CueTubeでのカミデの投稿ページ

今後の展望

今回のコンペティションにおいて真の目的は最優秀作品に選ばれることではなく、

  • 自分以外の多くの作品触れる
  • クリエイター同士のコミュニケーション
  • フィルムメーカーとの架け橋

であることですので、あまり気にする必要はないと思っています。前述したユーザー側での操作も考えると今回のコンペティションでのレート評価は100%作品と直結する物ではありません。もちろん、他人からの評価はある程度の自己分析での参考にはなると思いますが。

それと見ている人はちゃんと見ているので、作品のクオリティと評価レートがかけ離れていると、ほとんどのクリエイターは不信感を抱きます。本人は気づいていないかもしれませんがもの凄く恥ずかしいことですよ。

もちろんこんなことをしていて、まともなフィルムメーカーからお声がかかることはないです....。

現在、ショートムービーの制作を大手フィルムメーカーが注目しています。スマホでちょっとした空き時間の見るのに丁度良い、短い映画作品に注目しているからです。ショートムービーをメインに提供するQuibiが話題になっていますよね。

音楽制作においても低価格でリアルなオーケストラ音源を使用できることから、アマチュアやプロの間で劇伴音楽を制作する人が増えてきています。そのような意味から、今後も注目していきたいサイトと思っています。

 

CueTube関連記事:当ブログでのCueTube関連記事です。

CueTube Website:メンバー登録する事でアーティストギャラリーの閲覧が可能となります。音楽家だけでなく映像制作者の方も是非ご登録ください。

この記事を書いた人

[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。

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