新型コロナの影響で制作が遅れていた物が届きました。
何が?
「モスラ」です。
え?
デフォリアルシリーズが新しく製作した2019年版ゴジラに登場する「モスラ」のフィギアです。
実は私の部屋はあちらこちらにフィギアがあります。とはいっても、熱心なコレクターというほどでもありません。自分の中に何か響く物が、その造形から感じ取られると購入しています。これが音楽創作にとっても良い刺激になるのです。
一般的には「え?」と思うようなことですが、自分の場合、「なぜ?」そうなのかを今回は書いていこうと思います。
実は、これらのフィギアは自分の頭の中の「妄想の具現化」なのです。
美しい造形美
新しく届いたのは2体。どちらも一点一点手作業で仕上げるために塗装に若干の違個体差があったりします。とにかくその緻密な仕上げには目を見張るものがあります。
デフォリアル「モスラ」
2019年版「ゴジラ」に登場した、新しい「モスラ」をデフォリアルシリーズがフィギア化しました。
通常版と限定受注制作の特別版があります。特別版は羽の色がブルーで口が開いています。ブルーの特別版はかなり美しくて迷ったのですが、自分は通常版の見慣れたカラーの「モスラ」を選びました。やはりこの毒々しさがイイですね。
今にも動き出しそうなくらい精巧に作られています。尚且つとても美しいです。
ドラゴンボール「超」
バンダイから限定受注生産で作られた、ドラゴンボール「超」の孫悟空、「身勝手の極意のポーズ」です。
とても丁寧に作られていて、しかもかなり大きく迫力満点です。髪の陰影まで丁寧に塗装されていて、飽きることなく見ていることが出来ます。発売誤3日で予約数を完売して、数週間後に再販されました。再販後もすぐ完売。かなり人気のフィギアです。今後、中古市場で高値になること間違いないですね。
もちろん転売目的では購入していません(笑)。
ーーー完売していて現在入手できません。オークションかメルカリでお探し下さい。ーーー
部屋の姿は自分自身の姿
作業部屋にこのフィギアを置いていいます。
こんなことを書くと仕事場所というよりも子供部屋?という印象を持たれるかもしれません(苦笑)。仕事場には集中力を散らさないようにこういった物を置かない方がいいとういのが一般的です。
しかし自分は置いています。
理由は簡単です。その方が集中力が増して作業効率があがるからです。
私は人一倍、雑念が多いからそうする必要があるのです。
妄想を具現化する
たとえば大事な誰かと会うとき、初めてのデートとしましょう。いろいろ頭の中で考えてこれから起こることに対してのプランを練ります。中には行き当たりばったりの人もいますが、ほとんどの人は未知の出来事に対して、プランを頭の中で構築することでしょう。
そういったポジティブなプランを練っているときにふと頭の中を過去の記憶がよぎります。自分の事を理不尽に見下した人や笑いものにした人たち。実際には目の前にいないのに頭の中では以前の姿のまま、嫌な登場人物を演じてくれます。
人の頭の中の大半は妄想です。過去にあった出来事への後悔、未来への憂慮や希望、様々な物が頭の中を行ったり来たりしながら、人は今ある現実と向き合っています。そしてこの妄想に今ある現実を邪魔されて集中できなくなることもあります。
過去に過ぎ去ってしまった出来事は、もうそこには存在せず頭のなかで作り出された妄想でしかありません。その出来事から生まれる、怒りや哀しみ、時には喜びに心を奪われてしまうこともあるでしょう。
部屋はその人の頭の中を表すといいます。
頭の中の妄想。
そういった妄想を頭の中から外に出してしまって形にした物が、私の場合部屋にあるフィギアたちなのです。
それは誰かに愚弄された「憤怒」かもしれません。
成功を手にしたものに対する「嫉妬」かもしれません。
もしかしたら愚か者に対する「嘲笑」かもしれません。
「妄想」をいったん外に出した後は、それらを外から眺めて自分のあるべき姿に集中します。これらのフィギアに自分なりに意味をつけて眺めます。妄想を外に出して眺めることで、妄想そのものを手放すことが出来ます。所詮すべては自分の頭の中の作り物ということを思い出します。
それは本来の自分を取り戻すための手助けになります。
そうすると集中することが出来ます。いったんその流れに入るとまわりに何があろうと気が散ることはありません。
そこから生まれる物
もちろん、誰にでも勧められる方法ではないかもしれません。これを読んで、
「モニターまわりにゴチャゴチャものを置いて...」と「ゴチャゴチャ」いう人もいそうですが、ここはプライベート音楽制作ルームで業務用のマスタリング・スタジオではありません。
自分に合った方法を見つけたら、他人になんといわれようとそれは自分の方法なのです。そして、そこから生まれる物こそが、自分にとって一番大切な物なのです。目的の為の手段が、他人に迷惑をかけることなく自分にとって正当なものならそれが一番なのです。
自分がどこに向かいたいのかがわかっていれば、笑いたいものには笑わせておけば良いのです。他人に余計な口出ししてくる人ほど自分自身に不満を持っていることが多いものです....
と、
実際に起こってもいない妄想が心をよぎりイライラした場合は、ラプトルのフィギア「嘲笑」を眺めます。他人が自分を「嘲笑」しているかもしれないというのも実は単なる妄想。そういった妄想を頭から外に追い出すわけですね。フィギアを見ることで、その妄想は作り物でしかないことを思い出します。
目に見えるようにしているのはネガティブな物ばかりではありません。頭の中で生まれる妄想には、すべてが悪いものとは限りません。そこには今まで生きてきた中の安らぎも存在します。
ちなみに両サイドには仲間や家族との「信頼」を飾っています。
そして最後に自分自身を信じて磨き続けるための「信義」です。
これらの象徴が「仏像」だとものすごくわかりやすいかもしれませんが、そうすると部屋そのものがなにやら恐ろしい雰囲気に包まれてしまいます(汗)。最初に書いたように美しい造形美を持ったフィギアだからこそ、自然に部屋に溶け込んでくれます。
悪い妄想を心の中でため込まず外に出す。そして客観的に眺めて、余計な妄想を捨て去る。
そして一番大事なことは、妄想の中にも未来へ向かう「希望」もあるということ。それを育てて形にして作品を作っていきたい。これらのフィギアたちは、そのための自分にとっての環境作りなのです。
今回は私なりの「妄想を具現化」する方法をお話ししました。
これを読んでいるアナタなりの方法もきっとあると思います。頭の中になる妄想を具現化して外に追い出しましょう。そうして自分の中で作り上げたドラマを心の中で上映するのをストップしましょう。
参考書籍
反応しない練習
あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
この本では仏教でのブッダの考え方を元に、人の作り出した「妄想」との心の向き合い方が、とてもわかりやすく書かれています。人との距離感に疲れを感じたとき、SNSで殺伐とした気分になっているとき、過去の出来事から怒りがわいて出るようなとき、この本に書いてあることを実践することで、心の負担がかなり軽くなります。
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この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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