[Takashi Kamide’s Blog] 音楽家「カミデタカシ」のブログ

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「ココロのいと」4/24日 配信開始

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クリエイターEXPOのサウンド試聴コーナーにも出展している「ココロのいと」、4月24日の配信が決まりました。ここまで来るのには様々な出来事がありました。少し長くなりますが、お読み頂ければうれしいです。

ペットロス

プライベートでいろいろ面倒なことがあった2015年。人の傲慢さを思い知らされ、自分以外のことにあまりにも無神経な人たちの存在に心底疲れ切っていました。

そしての2016年の夏。

犬との生活に安らぎを見いだそうとしていた矢先、シーズー犬の「いと」に悪性リンパ腫が見つかりました。抗がん剤治療を行った場合でも最長2年、何もしなかった場合は数週間から数ヶ月の命。

当時はシーズー犬の「いと」とフレンチブルドッグの「ハル」と共に生活していました。フレンチブルドッグの「ハル」は実家で面倒見てもらうことにして、「いと」の治療に専念することにしました。

その日から、ネットでの治療法の検索の日々が続きました。何か解決策を探してあがく日々です。サプリメントや新しい治療法などたくさんの情報に埋もれて、圧倒的な情報量に溺れてしまいそうになりながら、わずかな希望を探していました。

そんな中で免疫療法と新しい癌治療を行っている病院を見つけ、少し遠方でしたが往復3時間、処置に3時間、週3回を治療の時間に当てる日々が続きます。

当初、新しい治療法は劇的な効果を発揮したのですが、その後、副作用で肝機能障害が見られるようになりました。しかし血液検査で肝臓の数値が異常値を示しているのにもかかわらず、さらに癌治療の投薬を続行。最悪の状態になっていきます。その後、肝臓と胆嚢の間の胆管が詰まってしまっていたのに、今度は肝臓の働きをよくする治療をしたために、胆嚢が破裂してしまいました。

すべては単純なテクニカルエラーです。

「いと」の状態があまりにも不安定なので、近くの別の医院に行ったのですが、その時点ではすでに手遅れ。その日に「いと」は亡くなりました。まだ5歳。2016年12月8日、治療からわずか4ヶ月でした。あがき続けるつもりが、あっけない幕切れです。

それでも音楽を作り続ける

これを書きながらも当時のことを思い出して、やりきれなさに包まれています。緩やかに傷は癒えても、たぶん一生自分を責め続けると思います。それを受け止めながら歩いて行くと思います。

「いと」の前にいたシーズー犬の「まな」は医師の判断で無断で安楽死させられました。それも飼い主の目の前で。その事実に気がついたのは、そのことがあって半年後。人はあまりの想定外のことに出くわすと、その事実を見極めて認識するのに時間がかかってしまいます。そして今回の「いと」の死です。

それでも音楽を作り続ける。自分を哀れんでいる時間はありません。生きていることを確認するかのように、自分に出来ることを続けるだけです。

「いと」が亡くなった日に、呆然としながらも音楽制作をしました。その時に作った曲が「View of Life」という曲です。ファイル名には12-8-2016と記しています。

その後、創作そのものが億劫になって、少しずつ作曲への意欲は衰えてきました。

こんな時は無理をせずに別のことをするのが良いと、作曲ではなくレコーディングやミキシングについて勉強することにしました。演奏家出身の作曲家はこういったレコーディングについての知識は、必要最低限しか身につけていないことが多いものです。

後にプライベートスタジオ、MusicFreaksを立ち上げて音楽制作や販売をするようになるので、ある意味、これはとても大切で必要な時間だったんだと今になって思います。

時々、ピアノを弾いている最中にメロディが生まれて、曲を書き留めていました。そんな中、ある瞬間に自分の中の「哀しみとリンクした曲」が出来ました。しかし、あまりにも哀しみを思い出すためにその曲は封印していました。

新しい風が吹き始める

2018年に入ってもアドセンス狩りにあったり、ストレスフルなことは続いていました。

しかし夏になって少し風向きが変わり始めます。Korg Gadgetという音楽制作ソフトをこよなく愛する人たちが主催する、ガジェソニのコンテストに応募した作品が「最優秀作品」に選ばれました。

コンテストを運営するサイト、Gadget_Junkies.net

音楽との関わり合いに、少しの「希望」を見つけることが出来ました。

そんな折にクリエイターEXPOというイベントに参加することを思いつきます。

(提供:リード エグジビション ジャパン株式会社)

クリエイターEXPOは、文章、マンガ、イラスト、写真、映像、アニメ、ゲーム、音楽などを創作する個人が出展し、自分自身を売込むという世界的にもユニークな商談展です。 会場にはメディアや一般企業の宣伝・商品企画担当者などが来場、制作依頼や企画の相談などの商談が行われます。 実際に、出展した作品がゲームや絵本、商品パッケージ等に採用され、「ビッグチャンスをつかめる場」として注目を集めています。

クリエイターEXPOのサイト

物語と音楽の創作

クリエイターEXPOに出展するために物語と音楽の創作をしました。それは出展作品に顔のようなものを作りたかったからです。

自分が経験した事を元に「ひとりの少年と犬の物語」を作りました。音楽は長く封印していた曲、自分の哀しみとリンクしていた曲を完成させることにしました。

アレンジして完成した曲は「ココロのいと」としました。

ストーリー原案も完成させました。創作した物語はコチラでご覧下さい。

ココロのいと〜ひとりの少年と犬の物語

素晴らしい絵との出会い

音楽が完成した後、「ココロのいと」はシングルで単独で出したかったのですが、アルバムアートを制作する時間もアイデアもありませんでした。そのため配信へ至っていませんでした。

たまたまツイッターで犬の絵をたくさんかいていらっしゃる、cocoroさんとつながりました。

2019/4/20 追記:cocoroさんは現在ツイッターを利用されていません。

この方のフレブルを抱きしめる人の絵をみてビックリしました。創作した物語そのものの絵だったからです。そして偶然にもハンドルネームがcocoroさん。

cocoroさんにお願いして、ジャケットのアルバムアートの為に絵をお借りしました。

プレビューScreenSnapz001

「ココロのいと」を聴く

Spotifyで聴く

AWAで聴く

Apple Musicで聴く

ボクの欲しかったイメージ、ほんとうに心のこもった優しい絵です。この一枚の絵の中には「幸せな時間」が永遠に流れています。

ようやく「ココロのいと」を世に出すことが出来ます。哀しみから生まれた曲ですが、それは幸せに向かうための出発点に過ぎません。

4月24日、「ココロのいと」配信開始です。この音楽をたくさんの人に聴いてもらいたいです。

クリエイターEXPOのブース

クリエイター名、カミデタカシで出展しています。ブース番号は【E2-15】です。

ご来場にはチケットが必要となります。通常は入場料5000円となりますが下記のリンクより無料招待状を入手可能です。

無料招待状

 

*JAZZを学ぶために渡米、ピアノをBilly Taylar、音楽理論をTed Dubarに学ぶ。
*ピアニストとして活動中にフリーベース・アコーディオンを独学で習得。
*NHK番組や第一興商の依頼で音楽制作を行う。
*半野喜弘の映画音楽制作に演奏家として参加。
*2010年、2011年と全米最大の音楽祭SXSWに2年連続、ソロアコーディオニストとして出場。
*2012年、カナダのミュージックフェスティバル、CMWにソロアコーディオニストとして出場。
*2015年よりプライベートスタジオにて自作曲を制作、iTunes、Amazon、Spotify等で配信。
*2018年、MusicFreaksを設立。音楽制作、販売を開始する。KORG Gadget を使った作曲コンテスト「Gadget Sonic 2018」にて最優秀賞(グランプリ)を獲得。

この記事を書いた人

[カミデタカシ]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。ゆるりと生きています。 

プロフィール詳細

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「生と死」をテーマにしたCompetitionに参加するために音楽制作しました。是非ご覧下さい!

第二回 BUNCA Competition Music部門「生と死」参加作品

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