ヒビノカケラのシングル「Bonne Nuit」が8月7日から配信開始となりました。
Bonne Nuit
この曲はアコーディナの登場する部分が少ないです。あまりアコーディナと言う楽器を前面に押し出すよりも、景色の中の一部として使うことで音楽的である事を優先しました。
Bonne Nuitとはフランス語で「おやすみなさい」という意味です。
この曲では現実世界と虚構の世界との境界線を描いてみたいと思いました。そして現実から虚構へと、眠りの世界へと誘う様子を音にしてみました。真実や残酷な現実に直面したときに、人は虚構の世界であってもそこに逃避して安らげる場所が必要なのです。
心が「眠り」を求めているときは、心に逆らわず「おやすみなさい」と声をかけてあげたいものです。
アルバムアートは前回に引き続き、「cocoro」さんの作品を使わせていただきました。音楽との関わり方がサブスクリプションという方向へとシフトしつつある今、作品をシングルでこまめに発表していきたいと思っています。
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制作ノート
制作音源について代表的なものについて触れておきます。
ここで使用されている音源の一部は無料音源です。特徴的なピアノのフレーズはAtmos Pianoという無料のピアノ音源です。バックのコーラスやストリングスもLABSのものを使用しています。無料音源は多彩ではないのですが、目的がハッキリしているとカッチリとハマってくれます。あえて無料音源だけで音楽を作ってみるというのも愉しいかもしれません。
Atomos Piano
Atmos Pianoは個人的にもかなり気に入っているピアノ音源で、自己制作の時にはよく使います。使う用途は限られてくるのですが、音の浮遊感がたまらなく好きなのでよく使用します。無料のピアノ音源を使いたい人、すべてにお薦めできる音源ではないのですが、ワンフレーズで存在感を出してくれますので重宝しています。
LABS
LABSの音源はご存じの方も多いと思いますが、SpitFireが定期的に配布している無料音源です。KONTAKT音源ではないところも魅力的です。本家のほうがマメに音源を更新してくれるのでブログレビューが全く追いついていないのですが、どの音源もクオリティが高いです。
BASSで鳴っている音は808のキックの音をエフェクトをかけて使用しています。
シングルで配信することの意味
当初は楽曲数曲をまとめて作成してアルバムとして配信しようと思っていました。
しかし、オーディエンス側の配信でのメリットは単曲で好きな曲を聴くことなので、とくにコンセプトのハッキリした組曲でも無い限りは、シングルでその都度発表していく方が、リアルタイムでオーディエンスと楽曲を共有している感じが強まる気がします。
ヒビノカケラも今後しばらくは、シングルで楽曲を出しながら、コンセプトのあるものはアルバムとして発表していこうと思っています。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
アナタにお薦め
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