ここ最近、CueTubeから配給されるビデオを使ってEPIC Musicに挑戦しています。
Epic Music(エピック・ミュージック)とは平たくいってしまうとシネマティックな映像を意識した音楽です。その中でもオーケストラを使って壮大なイメージを想起させる音楽をそうよびます。現在放映中のNHKの大河ドラマ、「麒麟が来る」の音楽もEpic Musicですね。
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EPIC MUSIC
それではQuTubeが配給するビデオを使って作ってみた音楽について解説してみたいと思います。
宇宙戦争「Nebula Trailer」
ゲームのトレイラームービーです。
最初はイメージがつかめず、状態でどこから手をつけていいのか迷っていました。何度も見ているうちにあるパターンが思いつきました。
こういったプロセスはとても大事ですね。やはり数をこなしていくことで、アイデアは蓄積されていくので苦手な映像にも積極的にチャレンジしていきたいです。
生命と海「Ocean」
BBC放送のドキュメンタリーフィルムのような美しい映像です。
このビデオはQuTubeが音楽クリエイターのために特別に制作したビデオです。命と海をテーマにした映像で美しい情景に命の輝きを感じる素晴らしい作品です。
映像がかなり好みだったので制作はとても愉しく、所要時間2日で仕上げることが出来ました。音楽は「innocent heart」というオリジナル曲を再アレンジしています。
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制作に使用した音源
制作に使用した音源について解説します。
VSL Big Bang Orchestra
オーケストラ音源はVSLのBig Bang Orchestra(以下、BBO)をよく使います。使いやすいので作業効率が格段にUPします。オーケストラ音源というのは最初からオーケストラ全体で演奏することを前提にしているので、まとめて使うと全体のMIXがとても楽です。何種類かオーケストラ音源は持っていますが、今のところBBOが一番のお気に入りです。
上記のビデオ両方、メインで使っています。
BBOのシリーズはほぼすべて持っています。続々と各パートが追加されるので楽しみです。
過去記事ですがご参照までに↓
AAS Ultra Analog VA-3
アナログシンセの音が欲しいときには真っ先に思う浮かぶ音源です。
AASの何種類か音源をリリースしていて、そのすべてが物理モデリング音源です。物理モデリング音源とはサンプリングファイルを使用せず、電子的な信号音だけで楽器の音を再現するというものです。
AASのUltra Analogは太くて存在感のある音が魅力的です。「Nebula Trailer」のベースパートで使用しています。
過去記事ですがご参照までに↓
Emotional Cello Ver 1.5
Celloの音が好きです。そういう人は多いのではないでしょうか。ものすごく説得力ある音から情感あふれる音まで幅広い表現力が魅力ですよね。
Celloの音源は数え切れないほどあるのですが、その中でもお気に入りがEmotional Celloという音源で、2020年7月にヴァージョン1.5になりました。UPグレードですが実質、新しく生まれ変わった感があります。
特に高音域のチープさが一新されて深みのある音になっています。
鍵盤で演奏するだけで情感豊かな表情が作れます。モジュレーションはビブラートの深みをコントロールします。キースイッチ切り替えで表情のニュアンスをつけて、エクスプレッションを#CC11で調整することでかなりリアルになります。
ビデオ「Ocean」の冒頭のCelloのソロがこの音源です。
古い記事ですがご参照までに↓
VSL Synchron Piano
一時期、ピアノ音源が発売されると手当たり次第に購入していました。
多くの中で定番で使うのが、PinoteqとこのSynchron Pianoです。
音楽制作時のピアノ音源の最終的な選択の基準は、他の音源と混ぜるた時の扱いやすさです。制作する作品によってはチープなピアノ音源のほうがうまく混ざってくれる時もあります。
今回はVSLのオーケストラをメインに使っているので、当然のことながら同じメーカーのものが混ぜやすいです。特にBBOとSyncrhon Pianoは同じスタジオで録音制作されているので、最終的に空間的な処理をあまり必要としません。
過去記事ですがご参照までに↓
続けることの大切さ
毎週金曜日にCueTubeから無料で使えるビデオが配給されています。これは音楽制作者が自分の音楽スキルをアピールするために自由に使える物です。商用以外ならどんな形でも使用できます。
毎週新しいビデオが公開されて、昨日(2020/9/18)には7本目が公開されました。
毎週新しい課題が出るのが楽しみです。
動画に音楽をつけるアプローチは、その素材がないと出来ないものです。各シーンへの切り替わりと音楽を同期させたりと、作曲するだけではない最低限の気遣いも必要です。こういった経験は中々出来ないものです。インターネット技術のおかげで本当に便利になったと思います。
スキルというものは毎日磨き続けてこそ上達していきます。頭の中のイメージだけでアウトプットしないままだと何も生まれません。
また、公開ビデオなので他のクリエイターの作品も閲覧できます。これはかなり刺激になりますし、彼らから作品に対するメッセージをもらって交流することで励みにもなります。
最近では何かを作るという本質的な部分よりも、「いかにして稼ぐ」という事ばかりにフォーカスする傾向があるように感じます。確かに「稼ぐ事」は生きていく上で必要不可欠です、しかしスキルを磨くことをせず、有名(インフルエンサー)になって手っ取り早くお金を稼ぐことを考えている人が多いような気がします。それは時間をあまりにも無駄にしていると思います。
毎日、自分のスキルを磨き続けて(マネジメント)、自分の強みを強固な物にする。そこから自分なりのシステム(マーケティング)を戦略化していくことが大切です。
日々精進していきたいものです。
この記事を書いた人
[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。
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