心が感じたままに

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苦手意識を克服する

物作りのために専門的なスキル習得して、それを活かした仕事をしている人は多いと思います。私の場合、音楽です。だからといってすべての音楽が得意というわけではありません。私に限らず苦手意識というものは誰でも持っているものと思います。

今回は苦手意識を克服する方法を書いていきたいです。

習うより慣れろ

結論から言ってしまうと「習うより慣れろ」です。

え?

それだけと思われるかもしれません。

苦手なのはうまく出来ないから。ほとんどの場合、うまく出来ない等位宇野は経験不足が原因だからです。

そもそも苦手意識とは

食わず嫌いというのがあります。本当は美味しいかもしれない食材を拒否して食べないことで、実にもったいない経験をしたことがあります。もちろんアレルギーや内分泌系の問題を引き起こす場合は別ですが、自分のスキル内でそんなことが起こるはずもありません。PTSDの問題でもない限り、ほとんどの場合は食わず嫌いです。

そのジャンルに対しての経験が少なかったりして、アイデアの引き出しがないのが原因のことが多いです。

「数をこなすと見えてくる」という単純に法則なのです。

最良の友となることも

私は子供の頃、Bachの演奏が苦手でした。おじさんの家の大きなオーディオシステムで初めて聴いたBachのフーガに感動したのにもかかわらずです。

10代の頃、ジャズを勉強し始めた時に、キース・ジャレットやジョン・ルイスが、ほとんど毎日Bachの「インベンションとシンフォニア」を弾いている、というのをインタビュー記事で読みました。それならと自分もまねをし始めました。

毎日、訳がわからないなりに弾いていると、ある日突然、「Bachの語法」のようなものが見えてきました。以来、数十年、アコーディオンでもこの習慣は続けていて、Bachの作品は自分自身の音楽生活の大切な部分を占めています。

苦手意識は対象となるものの姿が見えないことが原因で、根気よくつきあうことで最良の友となることもあるのです。

映像音楽での苦手なジャンル

映像音楽での得意な音楽ジャンルはシリアスなドラマやホラー、ドキュメンタリーです。反対に苦手なジャンルはコメディーです。コメディーものは映画でもあまり見ません。特に海外のそれは笑いのツボが日本人と異なる(特に関西人にとって)ので少々違和感を感じることもあります。

制約がないと...

制約がないとどんどん苦手なものを避けて、得意な方向に逃げてしまいます。

それで成功すれば良いのですが、もしかしたら違うジャンルでも「慣れていない」だけの話ならもったいないです。自分の可能性が広がるかもしれないのを自ら放棄していることになります。もちろんここで申し上げているのは自分の専門スキル内での話で、全く違うジャンルの話ではありません。

以前、コメディーのアニメーションに音楽をつけるコンペティションがありました。このサイトで何度も紹介している、CueTubeが主催していたものです。ここで私はコメディーアニメに自分の得意とする情感的な音楽をつけました。

悪くはないのですが一部のシーンが感傷的すぎて、このアニメのイメージには合いません。実際、このシリーズは米国風ドタバタアニメですので、この映像が持つ空気感や背景に音楽が合わせるべきなのです。

音楽というのは物語を導く役割があります。ある意味、劇中での重要な役割をはたします。場合によってはオーディエンスをミスリードしてしまう可能性もあります。

この場合、音楽がドラマティックな展開に広げようとしすぎてイメージにそぐわないのです。

コメディーに再チャレンジ

前述したCueTubeでは毎週金曜日にフライデーチャレンジを行っています。これは新しい動画を毎週金曜日に配布して、音楽クリエイターに提供しているというものです。クリエイターは業務用に使用しない限り、自由にプロモーションとしてこの動画を使うことが出来ます。

このフライデーチャレンジで先に紹介した、Caminandesのアニメシリーズ動画が配布されました。そこでこのアニメに再チャレンジ。キャラクターのコミカルな動きに合わせて音楽を作成しました。

感傷的な音楽ではなく、コミカルな動きに着目しています。実際この動画では感傷的なフレーズが入り込む余地がありません。なので当初はお手上げ状態でした。

しかし一度手をつけ始めてみると、なんとなくからだんだん広がっていくものですね。

まだまだコメディーへのタイミングはつかみにくいですが、以前よりは見えてくるものがありました。このように積極的にチャレンジしていくことで、少しずつ苦手意識の殻を破っていきたいです。

 

CueTubeでのフライデーチャレンジを始め、音楽制作に関する動画を「Making Music」とタイトルで再生リストを作成しています。興味のある方はご覧下さい。

★YouTube:再生リスト「Music for Movie」★

 

CueTube関連記事:当ブログでのCueTube関連記事です。

CueTube Website:メンバー登録する事でアーティストギャラリーの閲覧が可能となります。音楽家だけでなく映像制作者の方も是非ご登録ください。

まとめ

自分のスキルがある程度の基準まで達するとそれなりの自信もつきます。

しかしすべてのジャンルをこなせるわけではないことが多いです。どうしても嗜好に影響されて偏ってしまいます。その差が得手不得手を生みます。そうして自信がついた分だけ、出来ない事を余計に避けようとします。

一度仕事が出来てしまうと、新たに何かを習得するために時間をかけることが面倒になるというのもあります。全く違うスキルを要するものでなく、自分のアイデアの引き出しを広げるだけで違う世界が広がることもあります。

普段からそのチャンスを広げるために積極的にチャレンジしてスキルUPを目指したいものです。

この記事を書いた人

[Music Freaks]
日々、ピアノを弾くことで生計を立てています。アコーディオンも弾きます。そしてひたすら音楽製作してます。人の多い場所と鈍感な人、苦手です。音楽と共に生きてくことは愉しい、すべての人がそう思えるような世界を考えていきたいです。

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